自律神経の乱れは鍼灸
2022/10/19
自律神経という言葉をよく耳にします。しかし、「自律神経って?」何となくわかる気がするが・・・
自律神経はよく言われるように交感神経と副交感神経の支配で、健康な状態はシーソ^のようにバランがとれている状態です。
しかし、ストレスや環境の変化などによって緊張状態が優位になり、いつも戦闘モードになっている状態が続いていて、例えば、車の運転で変速しないでローギアでアクセルを踏み込んでいる状態といえば分かりやすいと思います。
当然、変速していないのでエンジンが焼きついてしまいます。
それが自律神経失調症です。
では何故鍼灸で自律神経がコントロールできるかという事を説明致します。
先ずは自律神経の働きを簡単にまとめなすと、呼吸・脈拍・消化・生殖・排便など生命維持を適切にスムーズに行うことが自律神経の活動なので、自律神経が乱れるということはこれらの機能に異常が出ていることを意味します。
身体症状としては凝り、耳鳴り、めまい、偏頭痛、動悸、息切れ、ほてり、不眠、便秘、下痢、生理不順、頻尿、残尿感、慢性的な疲労、だるさなどの症状があります。
精神症状としてはイライラする、不安感、疎外感、落ち込み、やる気が出ない、ゆううつになる、感情の起伏が激しい、あせりを感じるなどの症状です。
これらの症状は一つだけ出るのでなく、同時に出ることが多いです。
ではこれらの症状を鍼灸治療で改善することができます。
その理論としては、呼吸にあります。
ストレスや精神的緊張で体が硬くなると首、肩、背中、胸の筋肉の緊張が酷くなり、俯いた姿勢で、呼吸が早く小さくなります。
すると肺活量が低下して、血液中のO2濃度が低下します。
自律神経の中枢が視床下部であり、そこから生命を司る指令が出ていますが、O2が不足してしまうと、視床下部がコンピュターでいうフリーズしてしまい、正常な指令が出にくくなり、その結果として、自律神経が乱れてきます。
そのような状態の時に鍼灸を施すと、筋肉の緊張が緩和して、しっかりと酸素を吸入することができフリーズした視床下部がリセットとされ正常な伝達刺激を送り出すことができると、自律神経のアンバランスの症状が改善されることになります。
その方法として鍼灸は大変有用な治療法だと言えます。ストレスや悩み事、また、不眠や内臓機能の低下やメンタル的な症状でお悩みの方は是非、鍼灸治療を受けてみて下さい。
新中野國安鍼灸整骨院では、自律神経失調症に特化した鍼灸、高周波インディバでの治療をしています。お気軽にご相談下さい。