株式会社 千乃

セルフケアでお灸を!

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セルフケアでお灸を!

セルフケアでお灸を!

2022/10/14

 お灸は、かつては「お年寄りがするもの」というイメージがありましたが、最近は若い女性の間でひそかな人気となっています。

1人でも簡単にできるうえに、煙の出ないタイプ、アロマの香りがするタイプなど、さまざまな種類のお灸が開発されていることから、お灸をする人がとても増えてきています。

お灸は約3000年前に中国で発明され、その後、遣隋使や遣唐使によって日本にもたらされたとされる非常に歴史のある民間療法と言われています。

 

日本の古典文学にもたびたび登場するなど、その昔から庶民が気軽に利用した民間療法でした。
お灸の原料は「もぐさ」で、もぐさとは、ヨモギの葉の裏にある白い綿毛を精製したものがお灸でつかわれているもぐさでこの「もぐさ」に火をつけて、体を温め、ツボを刺激するのがお灸です。

ヨモギはヨーロッパでは”ハーブの女王”といわれるほど、さまざまな効果のある薬草で、食物繊維、クロロフィル(葉緑素)、ミネラルが豊富で、浄血、増血作用のほか、止血作用もある万能薬として昔から使われていました。
お灸にはどんな効果があるのでしょうか?

体に温熱刺激を与えることで、皮膚の下にある筋肉や血管、リンパ節が刺激されると細胞が活性化され、免疫作用がアップするほか、リンパの流れが改善されますから、むくみの改善にもつながります。さらに温熱効果によって血管が収縮・拡張し、局所の充血や貧血を調整し、炎症をやわらげる効果もあります。

 

 

人間の体には「経絡(けいらく)」というエネルギーの通路が、全身をくまなくめぐっています。東洋医学でいうエネルギーとは、人間の生命活動に必要な「気・血・水」のことで、「気・血・水」が不足したり、その流れが滞ったりすると体が不調をきたすと考えられています。

この経絡の上にあって、「気・血・水」が弱ったときに反応がでる箇所がいわゆる「ツボ」です。

そのツボの刺激することによって、冷え症や肩こり、腰痛、目の疲れ、むくみ、ストレス、不眠などといった体のさまざまな症状の改善が可能です。

 

もぐさの有効成分として注目したいのがシネオールという精油成分があります。ヨモギのほかユーカリにも含まれるもので、強力な消毒・殺菌・鎮静・鎮痛作用などがあります。お灸をすることによって、これらの成分が皮膚の表面から内部に浸透して痛みを和らげるなどの効果が期待できます。ちなみにこの成分は、もぐさを燃やした際にでる煙にも含まれており、またもぐさの匂いにはリラックス効果もあります。お灸の効果を高めるためには煙も大切な要素だといえるのです。

お一人でも、セルフケアとしてお灸はすることができます。体調不良や気になる症状がある方は是非お灸をお勧します。

 

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