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東洋医学の”気”

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東洋医学の”気”

東洋医学の”気”

東洋医学は、西洋医学とは異なるアプローチや理論を持つ伝統的な医学体系です。

東洋医学の中で、「気」(氣)は、生命エネルギーや体内のエネルギーの流れを指す概念です。

東洋医学では、体内の気のバランスが健康に影響を与えると考えられています。

「気」の客観性については、西洋医学のような客観的な証拠や科学的な試験に基づく証拠とは異なる視点を持っています。

 

東洋医学では、気や体のエネルギーの流れを観察し、脈での診断や舌診断などの方法を使って患者の状態を判断することが一般的です。これらの診断方法は、経験と熟練した技術に基づいており、主観的な要素が含まれることがあります。

 

しかし、近年では東洋医学の一部の側面に対して科学的な研究が行われており、気の流れや東洋医学の治療法が科学的に評価される試みもあります。これらの研究は、東洋医学の概念や治療法が現代医学の視点からどのように理解されるかを明らかにする努力の一環として行われています。

 

要するに、東洋医学の気の客観性は、伝統的な診断法と現代医学の科学的なアプローチの間でバランスを取ろうとする試みによって探求されています。

<気を考える>

「気」は、東洋医学や東洋の哲学体系における基本的な概念であり、日本、中国、韓国、台湾など、アジアの多くの文化で重要視されています。この概念は、生命エネルギーや宇宙のエネルギーの流れを指し、体内でのエネルギーの循環やバランスが健康に影響を与えると考えられています。

 

“気”に関する考え方は、東洋の宗教や哲学、医学の多くの分野に広がっています。

 

1. 身体的側面:

気の循環: 体内の気は経絡(けいらく)と呼ばれる経路を通って循環し、健康な状態を維持するとされます。気の流れが滞ると、病気や不調の原因とされています。

 

2. 心身の側面:

気の調和: 心身のバランスがとれ、気が調和している状態が理想的とされ、瞑想や気功などの実践が、気の調和を促進する方法として用いられます。

 

3. 環境の側面:

気の流れと環境: 風水(ふうすい)として知られる概念では、環境の気の流れが人々の運勢や幸福に影響を与えると信じられています。

 

4. 精神的側面

気の集中: 気を集中させ、内なる平穏や洞察を得ることが、瞑想やヨガなどの実践において追求される目標です。

 

5. 治療においての側面

気の治療: 東洋医学では、気のバランスを整えることによって病気を治療する方法で鍼灸や按摩、漢方薬などが用いられます。

これらの視点は、東洋の文化や哲学における気の考え方の一部であり、個々の宗教や伝統によって微妙に異なる場合があります。気は、身体と心、環境との調和を通じて、健康や幸福と深い関係があると考えられています。

気を鍼灸治療ではどのように捉えるか

鍼灸治療では、「気」(氣)は身体のエネルギーの流れを指し、体内でのバランスを維持する重要な要素として捉えられます。鍼灸は、鍼(はり)と灸(きゅう)と呼ばれる手法を使って、体内の気の流れを整え、健康を促進する伝統的な東洋医学の治療法です。

以下に、鍼灸治療における「気」の捉え方を示します:

 

1. 気の流れとバランス

鍼灸師は、体内の気の流れが滞っていたり、不均衡になっていたりする場合、それが病気や不調の原因となると考えます。鍼や灸を用いて特定の経絡(エネルギーの流れる経路)に働きかけ、気の流れを整え、バランスを取り戻すことを目指します。

 

2. 気の質

気は質が異なるとされます。例えば、陽気(ようき)や陰気(いんき)など、気の性質を示す言葉が使われます。鍼灸師は、患者の症状や体調に応じて、適切な質の気を促進したり、調整したりすることで治療効果を追求します。

 

3. 気の不調と病気

気の不調が体調不良や病気につながると考えられます。例えば、気の滞りがある部位に鍼を刺すことで、気の流れを促進し、症状の改善を図ることが一般的です。

 

4. 気の感知と診断

鍼灸師は、患者の脈を触診したり、舌の状態を観察したりすることで、気の状態を感知し、診断します。これによって気の不調やバランスの傾向を把握し、適切な治療を施します。

 

5. 気を活用した治療法:

鍼や灸を用いることで、特定の経絡やツボ(治療点)に働きかけ、気の流れを促進することができます。また、気功や呼吸法などのエネルギーワークも鍼灸療法と組み合わせて使用されることがあります。

 

鍼灸治療における「気」の捉え方は、東洋医学の基本的な概念に基づいており、患者の個々の症状や体質に応じて、綿密な診断と治療が行われます。

 

普段の生活においても言葉にする“気“は多くあるかと思います。

やる気、勇気、強気、元気、血気、磁気、電気・・・・目に見えない“気“の存在が欠かせません。

 東洋医学ではその“気”の滞りや気の不足がいわゆる未病→病気となっていきます。

鍼灸はその気のコントロールによって、健康な体へと導いてくれます。

 

 特に西洋医学では原因が特定できない疾病などに東洋医学の鍼灸が効果的なのは気の調整はできる治療であるからだと考えらます。

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