風邪の予防に鍼灸がいいって知っていました?
2022/11/08
11月になると、立冬になり、急に寒さがましてきまね。今年の冬も寒くなる予測されています。このような時期に「かぜ」が流行しやすくなります。
新型コロナでマスクを付けていますが、運動不足などで免疫力が低下しているのも事実です。
風邪やインフルエンザの原因の大半はウイルスの感染によるものといわれており、インフルエンザもその一つです。
風邪症状が長引いたり悪化すると、気管支炎や肺炎にまで至ることもありますので、ひき始めのうちに対処したり、予防という考えをお持ちになることも必要です。
予防を考える上では東洋医学の鍼灸はとても最適だと言われています。
風邪の初期症状の、頭痛、首肩こり、鼻水などの症状緩和にツボ刺激やお灸を試してみませんか?
鍼灸で期待できる効果
お灸やツボ刺激によりもともと人間が持っている自然治癒力が活性化されます。自律神経の働きが調整され、血液循環が改善し、体調をコントロールする身体のネットワーク機能が活性化し免疫力が高まり、具体的には以下のような効果が期待できます。
・身体が温まり、冷えがよくなる
・血液循環、新陳代謝の改善される
・免疫力アップされる
・睡眠の質がよくなる
・ストレスから解放され、緊張感が低下してリラックスできる
◎頭痛、首肩こり、鼻水などの風邪の諸症状も軽くなる。
冷えや疲れ、睡眠不足などストレスの多い環境で生活していると、当然、免疫力が低下して、ウイルスに犯されやすい体質になってしまいます。そうなると、「かぜ」をひきやすい方、ひきたくない方、はやめのセルフケアでお灸を据えるとよいでしょう。
「かぜ」撃退のツボ
「かぜ」の症状によく使われるツボとして、背中の上の方にある、「大椎(だいつい)」「風門(ふうもん)」「身柱(しんちゅう)」とよばれるツボがあります。今回はこの三つのツボについてご紹介します。
【大椎(だいつい)】
一番大きい背中の第7頚椎の骨、という意味でつけられたといわれています。
首を前に曲げて、一番飛び出ている首下の骨すぐ下の凹みにとります。
微熱や悪寒、肩こり、首こり、寝違いなどにも頻繁に使われるツボです。
【風門(ふうもん)】
「風」は風邪(ふうじゃ)が体に入るので風邪を引いいてしまいますう。風邪(ふうじゃ)が入る「門」という意味です。
風門は、風邪(ふうじゃ)が出入する場所であり、その侵入を防ぐ場所として、よく治療に使用しています。
大椎から二椎下の凹みから左右に親指二本分のところにとります。
肩こりや頭痛、呼吸器系の疾患の治療に用いられ、その緩和につながります。
【身柱(しんちゅう)】
「身」は、体、体幹、「柱」は、支えることを意味しています。
大椎骨から骨3つ下の骨下のへこみにとります。
子どもの疳の虫、精神不安、自律神経失調、うつやパニック障害などにも使われるツボです。
「かぜ」のセルフケアのポイント
ポイントは、背中のツボを気持ちよく温めることです。
お灸は熱すぎることのないように、温度が高すぎる場合は途中でとりはずして、新しいものと取り替えます。身体の冷えが強い状態や使用するお灸の種類などで個人差がありますが、お灸の数は3〜7個位、背中が温かくなり、肌にほんのり赤みが出るくらい続けることによって風邪の症状が良くなります。
是非、皆様もお試しください。