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鍼治療の効果のメカニズム 保存版

鍼治療の効果のメカニズム 保存版

2021/06/10

東洋医学である鍼灸効果のメカニズムについては、すべてが詳細には解明されているわけではありませんが、鍼灸の治療効果については臨床と研究が世界的に重ねられていて、多くの作用の仕組みについては徐々に解明されつつあります。

鍼灸の効果として次のような効果が期待できます。

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1、生体機能調整作用
①疼痛、けいれんなど
機能が異常に高まっている状態を抑える鎮痛作用
②痺れ、運動麻痺といった神経や臓器の機能低下
興奮作用により働きを活発にする作用

2、血行促進作用
①肩こり、筋肉痛、動脈硬化など
血管を拡張させて、血行を促す作用
②関節炎などの炎症作用
患部に集まっている汚れた血液の停滞を促し、健康な部分に移動させることで、炎症を鎮める作用

 

3、免疫力の活性化作用
白血球を増やすことで、生体防御機能が高まって身体全体の免疫機能を活性化させる作用があり、また、血行促進作用、生体機能調整作用によって癌や感染症にかかりにくい体質作りにも役立つと考えられています。

民間療法として広がっていった鍼灸治療ですが、ここ十数年の間に鍼灸治療も含めた伝統的な東洋医学は世界に普及し、現在では世界中で研究と実践が進められている普遍的な存在へとなってきています。

 

「身体の免疫力を上げる」ことに主眼を置いている東洋医学は、西洋医学に比べて副作用が少なく、原因がはっきりしない症状や慢性的な症状に効果があるため、治療に東洋医学を取り入れる医療機関が増えてきています。

 

4.自律神経調整作用

自律神経には、交感神経と副交感神経の二つの神経支配があります。

簡単に言うと交感神経は体が活動している時、緊張して、攻撃モード、驚いた時などに優位になります。このような時は体がすぐに行動することが必要なので、体の反応として血流は筋肉へ多く流れ、血管を収縮し活動的になり、内臓機能が低下し、特に昼間に活発になる性質があります。これに対して副交感神経は、休息している時やリラックスしている時に優位になる神経で、血管を拡張して血行を良くし、精神活動を休息に導きます。こちらは、夜に活発になります。

 

これらの神経バランスが崩れてくると、いわゆる自律神経失調症になり、交感神経が優位になる状態が多くなり、不眠、過緊張、食欲不振、内臓機能の不調、精神衰弱、婦人科系の不調、などの多くの症状が現れてきます。

このような自律神経の調整作用が鍼灸治療にはあります。

 

5精神的安定作用

鍼灸は、うつ病や精神的不安定症状などの効果も期待でます。

”はり、お灸を施術することによって、全身の緊張を緩和する作用と脳への有効な刺激が伝わり、ストレスなどで緊張していた脳や体をリラックスさせます。

 

それらの刺激は、脳波のα波、θ波を増大させて、脳を安定させる作用があり、特に最近では、アジアは勿論のこと、欧米でもメンタル的な症状に鍼灸を用いられるようになってきました。また、鍼灸は心身の治療、予防として用いられることが多くなっています。

 

なぜ鍼灸が効くのか?

鍼灸治療は身体の反応を利用したものです。身体の表面に機械的な刺激(鍼)や熱による刺激(灸)をあたえ、病気を治療・予防します。
 鍼や灸で身体の一部(つぼ)を刺激すると、中枢神経の中にモルヒネのような役割を持ったホルモン(内因性オピオイド)が放出されるため、痛みを脳に伝える神経経路をブロックします。これによって、腰痛・膝痛などの痛みをやわらげます。

 

また、筋肉の緊張をゆるめ、施術箇所周辺の毛細血管を拡張し、新陳代謝を高める効果もあります。その結果、たまっていた疲労物質が流されて、筋肉の疲労が回復します。
 鍼灸で体の表面を刺激すると、内臓にも影響をあたえ、その機能を改善させる効果もあります。自律神経系のバランスを整えるはたらきもあります。
 鍼灸治療はそれぞれの人が持つ自然治癒力を引き出し、免疫力を高めて病状を改善する治療法なのです。

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downloadはり灸の刺激がメカニズム

はり灸の施術で皮膚、筋肉、反応点(いわゆるツボ)を刺激することによって、その刺激が脊髄を通り、脳が刺激され脳内物質であるアセチルコリンやエンドルフィンなどが分泌され、痛みを鎮痛したり、自然治療力を高めたりする効果を発揮します。

 

 

よく耳にする“ツボ”とは何なのでしょうか?

東洋医学では生きるために必要な自然界にあふれるエネルギーのことを「気」として捉えています。

生物の体には、この「気」と「血液」が全身を巡り、気が巡る流れを「経絡」と呼ばれ、その経絡にはいくつかの出入り口があり、そこが「経穴」いわゆる「ツボ」ということになります。
そのツボには多くのレセプター(センサー)が多く集まり体の反応点と言えます。

 

体の方からすれば「ここに異常があり、ここを何とかしてして欲しい」というポイントがツボということになります。いわゆる体の異常を知らせるレットフラッグのようなツボ(反応点)と言えます。

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そこにはりや灸をしてその全ての異常反応点をクリアーにすることによって、脳や内臓、痛みや循環障害などを改善して、全身を限りなく健康に近づいていくというイメージがツボの存在と言えるでしょう。

 

 

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