ある認知症の方が来所されています

週２回のご利用です

 

その方は認知症です

ある日転倒してしまい、歩くのが困難になり

家で引きこもりになってしまいました

 

そうすると

外部からの接触が完全に遮断され

ますます認知症が進んでいきます

 

デイサービスぴーなっつには

鍼灸整骨院と併設しているため

体の痛みなども総合的にケアできます

そこでその方がぴーなっつに来所希望がありました

 

目的は

認知症改善と

痛みへのケア

 

最初いらしたときは腰が痛く

体を曲げて来所されました

顔の表情が薄く感情が表情に現れません

腰や腕が痛いと仰り、必要な運動も拒否されていました

 

まずは鍼灸治療院で痛みへのアプローチを試みました

痛みの緩和と、どういう動きがどこに負担がかかり

そしてどのように治療していくのかを決めました

 

痛みや動かしてよい運動が分かれば

デイサービスぴーなっつでのリハビリメニューが決まります

そして機能訓練指導員によるトレーニングメニューが出来上がりました

 

そしてもう一つ

他者との交流が少ないため社会的な参加を促しました

色々な方と会話、普段思っていること

してほしいこと、してほしくないこと

過去の色々なその方の歴史を掘り下げる

その人を知るという事を

ある女性ベテランスタッフがおこないました

 

認知症という言葉はよく聞きますが

簡単にその言葉で片づけてしまわないことが大事です

 

トレーニングでは嫌なこともしていただきます

結果的には良いことです

嫌なことも嬉しいことも怒ることも悲しいことも

できるだけ体験してもらうよう

日常的な関りをもちました

 

２か月くらい経ってからは

表情が豊かになり

本人から話されるようになり

そしてなによりよく笑うようになりました

冗談も話されるし、誰かの肩を揉んであげたり

色々な方への気遣いも多くなってきました

 

また

トレーニングは全てのマシンメニューを

今では実施できています

 

鍼灸整骨院でのケアで

痛みが無くなり

今まで出来なかった動作もできるようになっています

生活リズムも良くなり

家で寝ている時間も少なくなっています

 

社会参加とは

私たちが今経験していることです

やはり社会に生きていると

人間関係で悩んだり

人への気遣いや優しさ

身なりを整えること

食事をとること

色々なことがあります

 

デイサービスは全て良いことだけをする

そんなところではありません

社会参加のように

人との距離をとりながら

お互いが共存していく場所だと思います

 

デイサービスぴーなっつは

そういうところに気を配り

過ごしていただいております

 

認知症の方が改善していく場所でもあります

気になった方はお気軽にお問合せください

見学も随時承っております