便秘を大きく分類すると機能性便秘と器質性便秘とがあります、

機能性便秘は、便が作られるまでの過程で、排便に何らかの異常が生じて起こるもので、

器質性の便秘は腸そのものに何らかの異常が起こった障害です。

特に慢性の便秘症で多いのは弛緩性の便秘です。この便秘は大腸のぜんどう運動が低下することが原因で、便秘に悩む患者さんの８割をしめています。

「この便秘を解消するにはどうしたら良いのでしょうか？」

腸の運動をよくするには、まずは規則正しい生活をして、特に食生活を見直し、繊維が多く含まれた野菜中心の食事をすることを心がけて下さい。

そして、身体を動かす運動をすることです。運動をすることにより腸が刺激され、腸のぜんどう運動も活発になります。

また、東洋医学の鍼灸治療もツボを刺激することによって腸の運動を活発にすることができます。また、鍼灸治療には副交感神経を優位にさせる効果もあります。

慢性的な便秘症は腸の癌になりやすくなりますので、できるだけ早めに治すことが必要です。