回転性のめまいが起こると「メニエール病」とよく言われますが、実は回転性めまいの数パーセントしか、本当のメニエール病はありません。

 メニエール病は難病の現在の治療としては、発作中の自律神経症状には、ステロイドや抗めまい剤、抗不安薬などの精神安定剤また、吐き気や嘔吐喉の症状には制吐剤が処方され、その他全身症状にはビタミン剤、血流を改善する薬、また内耳の手術などが西洋医学の治療法です。

東洋医学の鍼灸治療は、これらのメニエール病の症状の改善に有効とされています。

鍼灸治療は、自律神経の調整や全身の血液循環をよくして、精神的な治療として、セロトニンの分泌を促進する作用もあります。

特に耳に周りのツボに鍼灸刺激を与えると内耳の器官の血液循環が良くなり、つらい症状が改善される可能性も高いと言えるでしょう。

まずは専門医の受診をお勧めいたしますが、それでも効果が上がらない時には鍼灸治療を受けてみては如何でしょうか？