よく背中が「ゾクッ」としたと聞きます。

びっくりしたときや感動した時に背中に寒さのような感じがします。

なぜそんな「ゾクッ」は顔やお腹ではなく背中なのでしょか？

それは自律神経の作用で、交感神経と副交感神経とが二つの神経が拮抗的に働いているからです。

刺激を受けると交感神経が優位になりアドレナリンを放出します。すると血管が収縮して顔色が青くなったり、身体がソクゾクしたりするのです。

体中の皮膚の血管が収縮しているのに背中だけがゾクッとするのは、背中が無防備だからです。また顔やお腹は手を当てることができますが背中は手を当てることができませんし、背中は刺激に対して弱いところなおでびっくりすると「ゾクッ」としてしまうということです。

そんな時に背中にある”心兪”（しんゆ）などのツボを刺激しますと副交感神経が優位になりリラックスすることができます。