背中の痛みは大きく分けて3つの種類が考えられます。

• ①筋肉性の痛み

運動を激しく長く続けて痛みが生じるのは、筋肉の繊維は損傷された筋肉痛が考えら

れます。また骨を繋いでいる靭帯などの損傷も考えられます。骨が変形したり骨が潰れたりしてしまう圧迫骨折などもあります。そのような痛みは鍼灸治療が効果的です。

• ②左右の背中の痛み

特に背中に衝撃を受けていないのに背中が痛くなったら内臓からの反射が考えられます。例えば膵臓の病気が潜んでいることもあります。慢性膵炎、すい臓がん、または右側の背中にあれば肝臓、胆嚢、十二指腸の可能性もあります。

• ③背中の真ん中の痛み

背中の肩甲骨間部にかけての痛みは頚椎からくる痛みや胸郭出口症候群や胸椎の全方に異常によって起こる痛みなどが考えられます。

いずれにしろ、背中に痛みを感じる場合には、そのままにしないで早めの治療に心掛けて下さい。