筋膜リリースの元祖
グラストンテクニックは、20数年前に米国でアスリートにより発案開発された専用の器具を用いて筋膜を擦り瘢痕化した組織を解きほぐし癒着した筋膜の可動制限を解放する施術法です。また、別名、ファシアスリックテクニックと呼ばれ、ファシア（筋肉や内部を包み込む結合組織）に対して行われる治療法の一つです。ファシアは、身体の様々な部位を覆っている組織であり、筋肉の可動性や柔軟性重要な役割を果たしています。
全米2万人のクリニシャン(理学療法士PT・アスレティックトレーナーATC・カイロプラクターDC)に利用され、アスリートから高齢者まで目を見張る臨床効果実績をあげています。日本では、2011年以来400名のプロヴァイダーが輩出され、アスリートケアの施術では最先端を担っています。
グラストンテクニックは、筋肉や軟部組織のトラブルや痛みを緩和するための治療法として知られていて、理論的は次のようなことがあげられます。
- ①痛みの軽減
グラストンテクニックは、筋肉や軟部組織の状態を改善することと老廃物資の排泄を促進して、痛みを軽減する効果があります。多くの人々が、グラストンテクニックによって痛みが緩和され、日常生活の活動が改善されたという臨床データの多く存在しています。
- ②柔軟性の向上
グラストンテクニックは、筋肉や軟部組織の柔軟性を向上させる助けとなることがあります。この治療法は、組織の癒着や緊張を緩和し、筋膜の滑走性を高め、正常な動きを取り戻すことによって、柔軟性の向上に貢献します。
- ③スポーツパフォーマンスの向上
グラストンテクニックは、アスリートやスポーツ愛好家にとって有益な効果をもたらします。筋肉や軟部組織の状態を改善することで、パフォーマンス向上やスポーツ障害の予防に貢献しています。
- ④怪我の回復促進
グラストンテクニックは、怪我や手術後の回復を促進するのに役立ちます。組織の修復を助け、柔軟性や動きの回復をサポートすることで、早期の回復や再発の予防に効果的です。
これらは一般的な効果の一部であり、個人の経験は異なる場合もあります。グラストンテクニックを受ける時には、臨床経験が多く、確実に効果を体験できる鍼灸師や柔道整復師の治療院などを吟味してお探し下さい。
