肩こりに対する鍼灸治療の有効メカニズム　國安鍼灸整骨院

肩こりに対する鍼灸治療の有効なメカニズムについては、いくつかの要素が組み合わさっています。

　一般的なメカニズムをいくつか説明しますが、個人の状態や治療方法によって異なる場合もあります。

• ①神経系の調整作用として、鍼灸は神経系の調整を行うと考えられています。鍼を刺すことで神経刺激が生じ、脳や脊髄の神経回路に影響を与えます。これにより、緊張や痛みを緩和する神経伝達物質の放出が促され、筋肉の緊張が緩和されます。

 

• ②血液循環の促進作用では鍼灸は血液循環を促進する作用があります。鍼が刺激されると、局所の血管拡張や血流量の増加が起こることが証明されています。血液の流れが改善されることで、酸素や栄養素の供給が増え、老廃物や炎症物質の排出が促されます。

 

• ③筋肉の緊張緩和作用、鍼灸は筋肉の緊張を緩和する効果があります。鍼が刺激されることで、筋肉の緊張を引き起こす神経活動の調整が行われます。また、鍼が直接筋肉に刺激を与えることで、筋肉の緊張を緩和する働きがあります。

 

• ④痛みの閾値の変化があります。

　　　鍼灸は痛みの閾値を変化させることが報告されています。鍼が刺激されると、

　　痛みを感じる神経終末が抑制され、痛みを緩和する神経伝達物質の放出が促され

　　ます。これにより、肩こりに伴う痛みが軽減される可能性があります。

 

　これらのメカニズムは、肩こりに対する鍼灸治療の効果に関与していると考えられています。しかし、具体的な効果や治療によって違いますがこれらの反応が起こることは既に多くの研究によって証明されています。

 

鍼灸がマッサージやストレッチとは違う点は？

鍼灸治療は、マッサージやストレッチといった他の治療法と比較していくつかの異なる点は、刺激の直接的な効果が鍼灸はあります。皮膚や筋肉に鍼や灸を施術することで直接的な刺激を与えます。これにより、神経系や血液循環、筋肉の緊張などに影響を与えると考えられています。一方、マッサージやストレッチは主に圧や引っ張りといった間接的な刺激を利用します。

経絡やツボの考え方: 鍼灸では、経絡やツボと呼ばれる特定の経路やポイントに刺激を与えることが重視されます。

経絡はエネルギーの流れを表し、ツボは身体の特定の部位や器官に関連するポイントです。鍼灸の治療は、これらの経絡やツボにアプローチすることで身体のバランスを調整することを目指します。一方、マッサージやストレッチは特定のポイントや経絡に焦点を当てることは少なく、広範な領域や筋肉の調整を行う場合が多いです。

 

医学的な裏付けは、鍼灸は東洋医学の一部であり、数千年の歴史を持つ伝統的な経験的治療法です。一方、マッサージやストレッチは広く一般的に行われている手法ですが、科学的な証拠や医学的な裏付けは鍼灸ほど充実しているとは言えません。

 

それぞれの治療法は異なるアプローチや効果を持っており、個々の状態や好みによって選択されるべきです。肩こりの症状に対しては、個別の状況に応じて鍼灸、マッサージ、ストレッチなどの方法が組み合わせて利用されることもあります。重要なのは、自身の体調や要望に合った治療法を選ぶことです。

新中野國安鍼灸整骨院では、患者様の症状に合わせ鍼灸、マッサージ、運動療法などを合わせて出来るだけ効果を高める治療を心掛けています。

　どんな些細なことでもお気軽にご相談下さい。