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テンセグリティ(部分間相互依存)

テンセグリティ(部分間相互依存)

痛みやスポーツ障害の治療にあたって、考えておかなければいけない構造上のメカニズムがあります。
それは“テンセグリティ”(テンションのある統合体)というメカニズムです。

 

<テンセグリティの模型図>

 

今までの生体力学では、上下に重なってできた骨に筋肉が付着し、その筋肉が収縮することで周りにある骨を引っ張って動かしているという概念が主流でした。
ようするに「骨が主体で筋肉は働きに関与するもの」でした。

 

テンセグリティでは人体を 『 テント 』 のように捉え、筋肉などの軟部組織全てが体の復元力・構成力に関与していると考えています。
テントは主にポール ( 棒 ) とシート ( 布 ) ・ロープでできています。

ポールがテント内の空間を確保しシートとロープが多方向からポールを引っ張り合うことで、ポールの位置を決めています。
人体も同様に、全身に点在する骨を、全身の軟部組織
(
筋肉・靭帯など)が引っ張ることでその形を維持しています。

 

「骨盤も強固なテンセグリティ構造をしています。
下の図を見れば一目瞭然です。

 

骨盤周囲の筋肉バランスが崩れるとそれが骨盤の“歪み”を引き起こし、体全体のバランスが崩れます。
そしてそれがさまざまな痛みの原因となります。

 

グラストンテクニックではこのテンセグリティのメカニズムが重要視されています。
運動を行う際には体全体の筋膜が絶えずコミュニケーションを取り合って運動動作や運動フォームが行われています。
しかし、筋膜の疲労や機能の低下、損傷や癒着によりそのコミュニケーションが少なくなるとフォームが崩れ、運動機能が低下します。

 

その状態が続くと負担が増えてくる部分の筋膜が益々傷んできます。

 

グラストンテクニックで、筋膜をリリースをすることにより筋膜が正常になり、再びお互いに連絡を取り合うことで、疼痛の緩和、フォームの改善がされ、よりよいパフォーマンスの向上へと繋がっていきます。

 


人体の全てにおいてもテンセグリティ構造になっています。

 

 

左の動いているアニメーションは、テンセグリティモデルが引っ張られるとどんな変化が起こるかをシュミレーションしたものだそうです。
全体で調和を保ちつつ流動しているのがわかりますね。

こう観てみると、歪みとは骨だけの問ではなく、連動する一連の補正作用なのです。              

 

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