Reutersが、電気鍼治療により体外受精での出産率が向上するとした研究
医道の日本 第818号より
ロイターは9月27日付の記事で、体外受精(IVF)による不妊治療に電気鍼治療を用いることで出産確率が上昇するとした臨床研究結果を伝えました。
記事が取り上げたのは、医学誌『Fertility and Sterility』最新号に掲載された研究です。
記事によると、研究では北京大学の研究チームが309人のIVF治療患者を無作為に3群に分け、第1の群に対しては受精卵を子宮に戻した30分後に電気鍼治療を、第2の群には第1の群の治療に加えて受精卵を子宮に戻す前日に電気鍼治療を、第3の群には受精卵を子宮に戻した30分後に偽電気鍼治療を、それぞれ行ってその出産率を比較しました。
その結果、出産率は、鍼治療群で37%、偽鍼治療群では21%となり、両者に有意差が見られたという結論になったと紹介しています。(メディアによる記事)