米国の医学部教育に鍼治療などの代替医療が取り入れられていると伝える
米国U.S.News&World.Report 2011.4.12
米国U.S.ニュース・アンド・ワールド・リポートは4月12日付けの記事で、多くの米国医学部が鍼治療などの代替医療を教える講義を教育カルキュラムに採用していると伝えました。
記事は、鍼治療などの代替医療などの理論や実技を教育するためのコースや講義を設けている米国医学部の事例を紹介しながら、最近こうした代替医療の教育カルキュラムを取り入れている大学医学部が多くなっていると伝えています。また、その背景として、現実として米国成人の約4割が何らかの代替医療を利用しており、医師として現場でそうしたニーズを持った患者さんとのかかわりを避けることができなくなっていることや、実際の臨床で鍼治療などの代替医療が補える現代医療の限界の直面することが多いことを挙げています。さらに代替医療を活用するという一般的な傾向はいまや医師や医学生自身も例外ではなく、彼ら自身が代替医療によって体調管理をしているケースもあり、その場合には、臨床で活用するためにますます代替医療の教育に対するニーズが高まっているという背景も紹介されています。