慢性閉塞性肺疾患(COPD)への鍼治療,プラセボ対照RCTで改善効果示す
明治国際医療大学・鈴木雅雄氏らが報告
2020年までに世界の死因の第3位にランクインするとされる(COPD)。代表的な症状の1つである労作時呼吸困難(DOE)に対する東洋医学の可能性を探るべく、明治国際医療大学鍼灸学部臨床鍼灸学准教授の鈴木雅雄氏らは、COPD患者を対象にプラセボ対照単盲検ランダム化比較試験(RCT)を実施した。その結果、プラセボ鍼治療を受けた患者に比べ、実際の鍼治療を受けた患者ではDOEの低下などが確認されたという。鍼治療がCOPD患者に有効な補助療法であることが証明されたとして,Arch Intern Med2012年5月14日オンライン版に報告した。