やけ酒は逆効果?
アルコールに嫌な記憶を定着させる作用…読売新聞2008/2/29
とかくストレスが多い世の中で、職場や学校などでの人間関係や人付き合いにも気を遣い、嫌なことが多い、つい嫌な出来事があるとお酒を飲んで忘れようと思いがちですが、嫌な出来事があった直後にアルコールを飲むとかえってその記憶が強く残る。そんな意外な作用が、東京大学の松木則夫教授らが行なったラットによる実験で明らかになりました。この実験を人間に置き換えると、嫌なことを忘れるためにお酒を飲むと、一時的には楽しい気分になるが、翌日以降は逆にその記憶が残ってしまうことを示しているという。嫌なことを忘れるためにはお酒よりも、楽しい記憶で上書きするのが一番、と研究グループは見解を述べている。