鍼灸は体のすべてを治療する
2024/07/06
よく鍼灸施術をしているときに患者様に「お腹に鍼をするのははじめてです。腰が痛いのにお腹にも鍼をするんですね。」と言われることがあります。
そんな時に「腰の反射がお腹に出ていて、下腹部を押してここ痛いでしょう!」というと、「痛いです!そんなところにも反応が出るんですね」という会話がよくあります。
東洋医学の鍼灸は心と体の健康を目指して、特に内臓のバランスのコントロールをすることが基本なので、体全身の反応点のツボに異常があればそこに針灸の施術を行います。
東洋医学の鍼灸療法は、体全体のバランスを整えることを目指しているため鍼灸は、特定の症状や病気だけでなく、身体全体の健康を促進し、自然治癒力を高めるとされています
気の流れを調整する
東洋医学では、体内には「気」というエネルギーが流れており、これが健康の基盤となると考えられています。鍼灸は、特定の経穴(ツボ)を刺激することで、この気の流れを調整し、バランスを取ることを目指します。
全身のバランスを重視
鍼灸は、局所的な痛みや症状だけでなく、全身のバランスを重視します。例えば、腰痛の治療においても、単に腰の部分だけでなく、体全体のエネルギーの流れを整えることを目指します。
自然治癒力の向上
鍼灸は、体の自己治癒力を高めることを重視します。外部から薬や手術で治療するのではなく、体自身の回復力を引き出すことを目指します。
個別化された治療
患者一人一人の状態に合わせた治療が行われます。同じ症状であっても、患者の体質や生活習慣、症状の原因によって治療法が異なることがあります。
心身一如のアプローチ
心と体は切り離せないものであると考え、精神的なストレスや感情のバランスも治療の一環として考慮されます。
このように、鍼灸は全身を包括的に治療することを目指す療法です。具体的な効果や治療の詳細は個々の患者の状態によりますが、多くの人々が慢性的な痛みの軽減や全体的な健康状態の改善に効果があります。
心と体が健康になる鍼灸
心と体の健康を同時に目指す鍼灸療法は、東洋医学の中でも特にその全人的アプローチが特徴的です。
経穴(ツボ)の選定
心身のバランスを整えるために、特定の経穴が選ばれます。例えば、ストレスや不安感を軽減するために、内関(ないかん)や神門(しんもん)といったツボが使われます。
鍼と灸の組み合わせ
鍼だけでなく、灸(お灸)も併用することで、温熱効果を加え、さらにリラックス効果を高めます。これにより、心身ともにリラックスできる状態を促します。
治療の個別化
各患者の症状や体質に合わせて治療計画が立てられます。例えば、睡眠障害やうつ状態の患者には、気の巡りを改善するツボと共に、リラックス効果の高いツボが選ばれます。
定期的な治療
鍼灸は継続的な治療が重要です。定期的に治療を受けることで、心身のバランスを維持し、健康を促進します。
心と体の健康に対する鍼灸の効果
ストレスの軽減
鍼灸は自律神経系に働きかけ、リラックス効果をもたらします。これにより、ストレスや不安感が軽減され、心の健康が向上します。
睡眠の質の向上
鍼灸は睡眠の質を改善する効果があります。経穴の刺激により、リラックスが促され、自然な眠りに導くことができます。
免疫力の向上
鍼灸は体の免疫力を高める効果があります。これにより、体の自然治癒力が強化され、病気に対する抵抗力が増します。
ホルモンバランスの調整
鍼灸は内分泌系に働きかけ、ホルモンバランスを整える効果があります。特に女性の月経不順や更年期障害の改善に役立ちます。
全身の血行改善
鍼灸により血液の循環が改善され、体の各部分に酸素や栄養が行き渡るようになります。これにより、体全体の健康が促進されます。
鍼灸は、心身のバランスを整えるための総合的なアプローチを提供し、多くの人々が心身の健康を向上させるために利用しています。定期的な治療と個別化されたアプローチにより、心と体の両方が健康になることが期待されます。
このように素晴らしい鍼灸で健康を維持して元気で楽しい生活を送りませんか。
どんな些細なことでも新中野國安鍼灸整骨院にご相談下さい。