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肩凝りには鍼が有効!國安鍼灸整骨院 國安則光

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肩凝りには鍼が有効!國安鍼灸整骨院 國安則光

肩凝りには鍼が有効!國安鍼灸整骨院 國安則光

2024/02/13

 先週、日テレで放映された「カズレーザーと学ぶ」で“ツボの疲労回復効果&片頭痛に効くツボの押し方”という演題で、出演された鍼灸師の粕谷大智先生の配信がZoomで昨晩ありました。

 

 内容はVDT症候群のよる首肩凝り、頭痛、眼精疲労、ストレスなどの症状への鍼刺激の有性という内容で、昨年、明治国際医療大学のOB会の「たには会」でもお聞きした内容でしたが、今回はより進化した内容でした。

VDT症候群とは、現代では欠かせないPC、スマホ、タブレットの仕様頻度が高まり、姿勢や目の使い過ぎによっておこる症状で誰しも苦痛に感じている症状の改善に鍼刺激が有効であるエビデンスの内容です。

 

 特に首肩凝り、目の疲れという症状で思わず手が行ってしまい押したくなるポイントは皆あるかと思います。

ツボの効果

WHO(世界保健機関)が効果を検証して認定しているツボは体全体で361穴あると言われています。

そもそもツボを科学的に解説すると全身のうちで知覚神経が密集しているポイントを指す言葉で、ツボ刺激や鍼治療などで神経が刺激を受けると痛み信号が脳に届き、その信号に反応して脳が修復信号を出すことで疲労軽減や鎮痛効果があるというのがツボの科学的説明であります。

人差し指と親指の中間地点にある有名な「合谷」のツボに鍼灸を施した際の身体の変化を計測すると、チクッとした刺激ではなくズーンと響くような鈍い痛みを感じるというのが鍼の特徴ですが、右手を刺激してから5分後にはサームグラフィーで計測すると両手、胴体、首、顔といった部分の体温が上昇しています。

これは脳が刺激された結果、自律神経反射が起こって血管が拡張して皮膚温度が上がった証拠と言えます。

交感神経と副交感神経のモニターでは両方のバランスが整ってリラックス状態であるときに、膝下約9cmの所にある「足三里」を刺激してみると、こちらも合谷と同様に片側だけの刺激にも関わらず両手、胴体、首、顔といった部分の体温が上昇します。

 

「合谷」「足三里」といったツボには腸の収縮を活性化させるという実験データもあるので便秘改善にも効果があるとされています。

鍼と指でツボを押す場合とではその効果の出方は基本的に同じと考えて良いそうですが、

また、ツボによって疲労回復が出来るというのが体温上昇や自律神経以外にも痛みの緩和や幸福感をもたらす脳内麻薬のオピオイド(β-エンドルフィンなど)も関係しているようで、合谷の刺激後に血中のオピオイドの濃度が上がるというデータも多数あります。

ちなみに体温上昇やオピオイドの分泌はツボ刺激だけではなく、運動や好きな音楽を聴く、美味しいものを食べるといったものでも起こるそうです。

その中でも首の付け根の後頭下筋群にある4つの筋肉がとても重要であり、この部分の筋肉群は感受性のよく繊細です。この部分のいかに鍼を進入することができればVDT症候群の改善がかなり期待できます。

 

この筋群の解剖学的位置、神経支配、レセプター(感覚受容器)の特性、中枢(脳)に対する刺激等をサーモグラフィー、超音波画像、脳内の変化グラフィー、等で検証し、そして実際に鍼刺激を前、直後、数時間後の変化を比較していました。

そして実際の被検者の感想や生態変化を比較検討した内容でした。

 

昨年、粕谷先生の講演を受けてから実際に日々の臨床で試みていますがVDT症候群の症状を持たれている方々への手ごたえは以前よりも有効性がよくなっています。

 

今回、再度、この講演を拝聴してより理解が深まりました。

 

特にこの首の付け根の後頭下筋群へのアプローチは鍼でしかできない部分です。そう考えますと現代社会に益々増加するこれらの症状ですが、鍼灸の適応疾患と言えます。

 

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