産婦人科病院で活用される鍼灸治療 – フランス
2023/11/14
産婦人科病院での鍼灸治療がフランス・リヨンの地方新聞のサイトに紹介内容です。
ロワール地方のウジェ病院では、1994年から鍼灸治療を取り入れるようになったそうです。
現在では、助産師らの協議によってすべての患者に鍼灸治療が提供されているとのことです。
良好な気の流れは、病気を遠ざけてバランスのよい健康を保つことになり、産科でも多くの方が鍼灸を希望する人が増えてきています。
特に妊娠中は多くの女性が重度の吐き気、消化器障害、不眠症、ストレスなどを経験しますが、鍼灸治療はこれらの症状を緩和する治療として選択されることが多くなってきました。
産婦人科病院で鍼灸治療を行うメリットについて紹介している部分を以下に引用します。
◆お母さんの気の流れがよく、体調がよいときは、赤ちゃんの機嫌もよくなる
◆鍼灸治療には副作用が少ないため、薬の消費量を減らせることができて、これは妊娠中の女性には重要なメリットとなる
出産の際には、鍼灸治療によって産気づくため、出産のきっかけとなるだけでなく、子宮の収縮を緩和して出産時間を短縮する効果もあります。
出産後は、母乳が出やすくなるようにするとともに、産後に多く見られる痔の問題や腱鞘炎、腰痛の痛みにも解決できる
そのほかにもこの病院では、不妊治療に鍼灸治療を取り入れてよい成績の結果を得ているそうです。
さらに、PNSや閉経に伴って現れるほてりなどの更年期症状にも鍼灸治療が行われます。
皆様が思っておられるよりフランスでは鍼灸を希望される患者さんは多くいらっしゃるそうです。