お灸が有効な疾患や症状とは?―國安鍼灸整骨院
2023/10/24
お灸療法は、さまざまな疾患や症状の緩和や治療に使用されることがあります。
お灸の種類も直接小さなもぐさを捻って据えたり、各物灸といって生姜やニンニクなどを薄くしてその上に少し大きめのもぐさをのせて点火したり、灸頭針といって鍼の先にもぐさをのせて輻射熱を非皮膚から与えたり、せんねん灸などの温灸などがあります。
お灸は症状によって使い分けをします。
お灸が有効とされる疾患や症状の一部を挙げてみます。
筋肉痛と関節炎:
お灸は筋肉痛や関節炎の痛みを和らげるのにとても効果的です。特定のツボにお灸を施すことで、痛みの軽減や関節の可動域の向上を促す効果があります。
腰痛
腰痛はお灸療法の一般的な適用範囲で、特に慢性腰部では少し時間を要しますが特定のツボにお灸を行うことで、腰痛の症状を緩和する可能性があります。
頭痛
お灸は特定のツボに施すことで、緊張性頭痛や偏頭痛の症状を和らげることが期待できます。
冷え性:
お灸は体内のエネルギー(気、またはチーと呼ばれる)の流れを調整し、体温を上げる助けになると考えられています。特に足や腹部にお灸を施すことで、冷え性の症状を緩和することができます。
消化器系の調整
お灸は消化器系の問題、例えば消化不良や胃腸の不調を軽減する助けになるとされています。特定のツボにお灸を行うことで、胃腸の機能を整えると考えられます。それはお灸が自律神経をコントロールする作用があるからです。
ストレスや不安に対する効果
お灸はリラクゼーションを促進し、ストレスや不安の軽減に効果的です。特に背中や肩にお灸を施すことで、リラックス効果が期待され、脳がリラックスでき脳波もα派、θ派が増幅します。
お灸の適用は個人の症状や体質によって異なります。
多くの痛みや病気は”冷え”が原因となっていることが多くあり、特に婦人科系の疾患の不妊症、PNS、などの疾患に特に効果的です。
ご家庭でも気軽に”せんねん灸”などはセルフケアとしても施灸することができますので、経験が多い鍼灸師のアドバイスを聞いた上で、ご自分でお試し下さい。