子供への鍼治療の効果 - アメリカ
2022/11/14
「子供に鍼治療は効果がありますか?」という記事が、アメリカの1800年代から続く新聞社『THE BLADE』の公式サイトに掲載されています。(toledoblade.com 2022.10.30)
「鍼治療は、慢性的な痛み、消化器系の問題、感情的な状態、ストレスに関連する症状を緩和するため、何世紀にもわたって使用されてきたものですが、特に日本の関西では、”小児はり”と言って、子供の夜泣き、疳の虫などの接触はりが行われる習慣があります。
そして、その記事では経験豊富な鍼灸師による鍼治療は、子供の痛みやストレスに対処する安全な方法であるとも書かれています。
この記事では、お子さんに鍼治療を検討している場合の、よくある質問と考慮すべき重要事項の3点について書かれていました。
1. 鍼治療は子供にとって安全ですか?
この質問に対する答えは次のように書かれています。
つまり、「鍼灸師は、非常に細い無菌の針を使用し、子供の年齢、体格などを考慮して治療方法を考えます。トレーニングしたライセンス取得者により行われる限り、安全ですので、資格情報と経験について調べてください。」ということですね。
2. 子供が針を怖がる場合はどうすればよいですか?
「子供たちは、よく注射を怖がることがありますが、良い医療提供者はこの点を考慮して、時間をかけて、針の感触や期待できることについて話し合うでしょう。」ということですね。
実際に鍼は、注射と比較したら「全く痛くない」ですから、慣れてしまえば安心です。
あるいは日本での「小児はり」のように、実際に刺さない鍼を使うケースも多いです。
触刺激だけでも相応の効果があります。
3. 鍼治療はどのような健康上の懸念に役立つ可能性がありますか?
これはつまり、子供の場合、消化器系の問題や腹部の不調などのよく起こる症状に対応できますが、不安症状を和らげるので、不安のある子供を落ち着かせて、集中力を高めることができる、いわば脳をコントロールするという効果が鍼にはあるということです。