更年期障害には鍼灸が効果的!
2022/09/20
更年期とは、女性特有症状で閉経から卵巣の機能が年齢とともに衰えて停止するまでの前後10年くらいの期間を更年期障害と言いますが、この時期には、急激にエストロゲンという女性ホルモンの分泌が減少することが原因で、それに伴うさまざまな症状が出てきます。更年期にあらわれる一群の症状を「更年期障害」または「不定愁訴症候群」と言いわれています。
更年期障害の症状は個人差があり、人によって違い何の症状も感じない方もいれば、日常生活が困難になるほどの重い症状が出る方もいます。
もともと女性の体の中には卵胞ホルモンのエストロゲンと黄体ホルモンのプロゲステロンという2種類のホルモンがあり月経の周期や妊娠、出産をコントロールしています。
しかし、エストロゲンの分泌が減少する事により、内分泌系全体のバランスが崩れ、さらにそれが自律神経中枢にも影響を及ぼし、その結果、動悸や息切れ、のぼせ、ほてり、頭痛、不眠、イライラ、情緒不安定などでうつ病に陥ることさえあり自律神経失調症のような症状が出て来ます。
実はこのような更年期障害の治療として、鍼灸治療が効果的です。
東洋医学の鍼灸治療は、自律神経の調整をはじめ、不定愁訴の症状に合わせての治療ができます。
また、ホルモン薬を補充するのではなく、脳や婦人科系の臓器を刺激して、できるだけ自身でホルモン分泌を促すように働きかける治療が鍼灸の役割です。
是非、皆様も更年期障害でお悩みの方はお気軽にご相談下さい。