コロナ後遺症の味覚嗅覚症状に鍼灸治療の可能性 - アメリカ
2022/04/15
「COVID-19後遺症に苦しむ人は長引く症状の改善のために鍼治療に目を向けます」という記事が、アメリカの「ニュースチャンネル5」公式サイトに掲載されています。(NewsChannel5 2022.2.17)
このサイトに、コロナ後遺症に苦しむ人が鍼灸治療を試している、という記事がありました。
新型コロナウイルス感染症回復後の症状、いわゆるコロナ後遺症には、さまざまなものがあり、嗅覚障害や味覚障害などがよく話題になりますが、実際には他にも倦怠感や呼吸苦、胸部不快感・咳・脱毛などがあと言われています。
その他、関節痛や頭痛、めまい・筋肉痛・不眠・食欲不振・下痢・鼻炎というような症状もあるようです。
コロナ後遺症
- ・咳がずっと残ってしまっている
- ・だるさがなかなか取れない
- ・匂いや味が感じにくくなった
- ・髪がぬけやすい気がする
- ・頭に「霞(かすみ)」がかかった感じがする
コロナ後遺症「ブレインフォグ」やメンタル面への影響も少なからずあるとのことです。
今回のこの記事では、そういった長引くコロナ後遺症に鍼灸でのアプローチが紹介されています。
嗅覚障害に悩む女性が鍼灸を試し、その結果、少しずつですが改善していっているようです。
嗅覚障害に対する鍼灸としては、実際には鼻の周辺のツボを使用するという記載がありました。
その一部を引用です。
Putting needles in noses targets smell, Hulsey said. “These points on the side of the nose are great like that,” Hulsey said. “Also there’s these points between the eyebrows which good for any sinus and nose problems. It’s good for headaches as well.”
訳: 鼻周辺への刺鍼は匂いに対してです、とハルシー氏は言います。「鼻の側面のこれらのポイントはとても素晴らしいです」と。「また、眉毛の間には、副鼻腔や鼻の問題に適したこれらのポイントがあります。頭痛にも適しています。」
嗅覚や味覚の改善はそう簡単ではなさそうですが、人間がもともと持っている自然治癒力が、今後も鍼灸治療によって引き出される可能性があるのかもしれません。
鍼灸ネット–国民のための鍼灸医療推進機構(AcuPOPJ)より
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新中野の國安鍼灸整骨院
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