がん患者の不眠症に有効な認知行動療法と鍼の併用 - アメリカ
2019/07/10
がん患者の重度の不眠症を鍼灸で改善できるという記事がアメリカのがんについての研究と教育の専門サイトに紹介されていました。
がんの治療は薬の副作用のあるものが多く、患者にとってはとても過酷だと言えます。
その状態で不眠症になると、もっと体への負担は大きくなるばかりです。いわゆるQOL(日常生活動作)から見ても生活の質も下がってしまいますから深刻な問題だと考えられます。
2018年の米国臨床腫瘍学会の総会で、認知行動療法(CBT-I)と鍼治療との併用ががん患者の不眠症に有効という研究結果が発表されました。
ニューヨークのメモリアル・スローンケタリングがんセンターでは、患者の6割近くが不眠症を経験するといことですが、不眠症と診断さえもされないままで治療されないことが多いということです。
臨床試験は、乳がん、前立腺がん、頭頸部がん、血液がん、大腸がんなどの診断をされた160人の患者を対象に行われたということです。
参加者は、鍼治療または認知行動療法またはその両方の治療を8週間受けて、不眠症の重症度指数アンケートを用いて結果を測定したそうです。
その結果、次のとこが示唆されたということでした。
◆軽度の症状には認知行動療法が効果的であったが、中等度~重度の不眠症の治療には認知行動療法と鍼治療の両方が有効であることが確認された。
◆患者は今、不眠症への対処の選択肢が増えている」ということです。
心理カウンセリングと鍼灸を組み合わせた治療を受ければ、副作用なしで眠れるようになるケースが多いということです。
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