胃潰瘍の再発予防は鍼灸併用治療で - アメリカ(AcuPOP)より
2018/10/17
胃潰瘍や十二指腸潰瘍の治療に鍼灸を併用すると再発を予防するという記事が、北米で鍼灸オンライン教育を実施しているサイトに掲載されていました。(HealthCMi ヘルスケア医学研究所)
胃や十二指腸の潰瘍というのは、それぞれの臓器の粘膜に傷ができてしまう病気です。
健康な人は、胃や十二指腸などの粘膜が多少損傷してもすぐに修復されますが、何かの原因で修復がしづらくなってくると、胃や十二指腸の壁に潰瘍ができやすくなってしまいます。
潰瘍ができると、痛みや胸やけなどの症状が出てきます。
病院に行けば薬で治療できますが、治ったと思っても、多くの人が再発する確率が多く、やっかいな病気だと言えます。
また、ピロリ菌反応がある人は特に再発しやすいといわれており、治療では薬による除菌が行われますが、この除菌は必ずうまくいくというものではないということです。
そのため、治療が終わっても再発を防ぐために長期にわたって薬を服用しなければならないケースが多いようです。
この記事で紹介しているのは、ピロリ菌がいて潰瘍がある90人の患者を対象に、薬で除菌を行うグループと、それに鍼灸を併用した治療を行うグループに分けて比較した臨床試験です。
●12か月間フォローした結果、薬物療法のみを受けた患者は、消化性潰瘍の再発率が41.7%。
●それに対して、薬物療法と鍼灸を併用した患者の再発率は15.4%。
ピロリ菌が除菌される率の比較でも、鍼灸併用治療のグループは上昇したそうです。
この実験によると、消化性潰瘍の薬物療法に鍼灸を併用すると治療効果が強化され、再発が防止されるようですね。
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