昔からよく言われる「病は気から」ということをよく聴きます。

心を病み、気を病むことで、「病気」になるともいわれます。

自然や人の作るエネルギーの素といわれる気。人にあっては生命エネルギーとして内在し、自然治癒力の元となります。この元の気を高めると、「元気」になり、心身とも良好な健康状態を維持することができます。

天然の生命素ともいわれる“気”。この気を自身で調節して自然血流力を高め、病を寄せつけないようにと、古来より呼吸法や気功、ヨガの行法、東洋医学の鍼灸治療などがなされてきました。

現代人は、体が病むと、医者にかかり、薬をもらうというのが通常ですが、本来は、まず自身が持っている自然治癒力を高める生活を送ることが大切です。自然治癒力の発現のためには、呼吸法や気功も良いのですが、実は、場（環境）を整えることが自然治癒力の発動に大きく影響するといいます。

さらにいえば、心の持ち方も、癒しの磁場の創造に関係します。すなわち、「祈り」は、場の気を清浄化し、高い気の磁場を形成します。アメリカでは成人の3分の1が、病気治療に既存医療と併用して、「祈りの療法」を利用しているという報告もあります。

このことは正に東洋医学の思想に基づいた鍼灸治療にも言えることです。是非、鍼灸治療で自然治癒力を高めるように日頃から未病の治療に心掛けましょう！