手根管症候群は、中高年の女性に多く、手根管といわれるトンネルを通る神経が圧迫されて、痺れや痛みが出る病気で、特に手を酷使する人に多く発症します。

治療としてはスレロイドを使用することが多いですが、薬の副作用での血糖値の上昇、不眠なども起こります。ステロイドを長い時間使っていると免疫力が低下や骨粗しょう症な度が起こることがあるのでリスクもあります。

そんな手根管症候群の治療として、ステロイド注射と鍼灸治療とで効果の比較実験が行われました。その実験結果によるとしびれ、感覚異常、動作移動、夜間覚醒などの５つの症状を数値化して比較検討するとステロイド治療と鍼灸のどちらも有効であるが、鍼灸治療のほうが、利点が多く副作用も少ないとアメリカ国立生物工学情報センターのサイトで理論づけられていました。