急激に運動や筋トレをしたり、普段やりなれないことをしたりすると体が痛くなる筋肉痛が起こります。

そのメカニズムは、今まではいろいろな説があり、よくわかっていなかったのですが、最近の研究で、そのメカニズムが分かってきました。

 

筋肉はいくつもの束があり、それをまた細かくすると筋繊維があります。

ハードな運動をすることによって、筋繊維が破壊されます。

壊れた筋繊維を回復させるために白血球が集まってきます。その白血球からある成分が出て、筋膜が炎症を起こして、筋膜どうしが触れ合い、痛みを感じます。

 

筋繊維には痛覚はありませんが、筋膜には痛覚が存在しています。

若い頃に比べ、運動後２日後ぐらいから痛みが出てくることはありませんか？それは年齢とともに、代謝が低下して傷んだ筋繊維に白血球が集まるのが遅くなったということです。

こんな筋肉痛は筋膜リリース（筋膜をきれいに掃除する）ことにより、痛みの改善が行なわれます。

この筋膜リリースに有効な方法は、グラストンテクニックや鍼灸治療です。

 

疲労物質や老廃物を早めに取り除いておかないと慢性的な痛みが継続してしまいます。

予防を含め、グラストンテクニックや鍼灸治療を早めに受けるようにしましょう。