今年の７月に「アメリカ緊急医療ジャーナル」に記載されていた記事の紹介です。

モルヒネという痛みを鎮痛する薬があります。よくガン患者さんへの疼痛処理で使われる薬ですが、この薬はご存知の通り麻薬です。副作用にはめまい、吐き気、呼吸不全、錯乱、便秘などがあることは知っておく必要があります。

今回は、鍼灸治療が痛みに対してモルヒネより有効だというアメリカで研究された発表です。

３００人の痛みのある患者を２つのグループに分け研究を行いました。

 

グループA：鍼灸治療を受ける　 　グループB：モルヒネ注射を受ける

結果

・効果率

グループA：92％　　　　　 　　　グループB：78％

・痛みの平均消散時間

グループA：１６分　　　　 　　　グループB：２８分

この結果により鍼灸はモルヒネ注射よりも効果があるだけではなく、副作用も少ないということが解りました。