尿失禁に鍼灸が期待できる海外レポート!
2016/09/05
高齢者の生活習慣病となった尿失禁について、鍼灸治療が期待されている海外からの記事をご紹介いたします。
原因としては男性より女性に多く、骨盤底筋の脆弱化によるものが多いです。
混合失禁としては2種類の失禁タイプがあります。
①腹圧性尿失禁:腹圧性尿失禁は中年以降の女性や出産経験の多い女性などに多い。
・重いものを持って力を入れてたとき
・せきやくしゃみ
・腹圧がかかる動作(笑う、くしゃみ、声を出す)
このような動作で、急に強い腹圧がかかることで、尿漏れをしてしまいます。
②切迫性尿失禁:これは、おもに70歳以降の高齢者に良くみられるものです。このタイプは、尿意を感じてからトイレに行くまでの間に我慢しきれずに漏らしてしまうものになります。
治療としては骨盤底筋を鍛えることがとても重要になり、体操やトレーニングを日々継続することが大切になります。また、高齢者の方は対策として、介護計画の中に骨盤底筋トレーニングを含めたり、症状がひどい場合には薬の処方も視野に入れてたほうがよいかと思います。
今回は鍼灸の治療でも混合性尿失禁に効果があるという研究をChina Academy of ChineseMedical Scienceで行われ、かなりの効果が出ているようです。
鍼灸治療というものが、ただ効果があるだけでなく、効果率が高いということにも注目されているようです。
高齢化社会が進む日本にとって、鍼灸の治療を通して改善できる症状が1つでも増え皆さんが楽しい生活を送れるようになることを一鍼灸師として願っております。
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