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【ヘルス・ポリシー(Health Policy)の最前線:WHO『伝統医学戦略文書2025-2034』】

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【ヘルス・ポリシー(Health Policy)の最前線:WHO『伝統医学戦略文書2025-2034』】

【ヘルス・ポリシー(Health Policy)の最前線:WHO『伝統医学戦略文書2025-2034』】

2025年5月27日『ヘルス・ポリシー・ウオッチ』

「WHO世界保健機関、伝統医学を世界保健枠組みに統合する取り組みを強力に推進」

WHOが「伝統医学戦略文書2025-2034(Draft global traditional medicine strategy (2025–2034))」を5月26日に採択しました。

以下、引用。

「2025年から2034年まで実施されるこの戦略は、欧州連合が品質と安全性について懸念を表明し、国連保健機関の動きの中核にある経験科学と数千年にわたる伝統の間の緊張を体現する激しい議論の末に可決された。」

「代替医療を装った有害または非効率的な治療法に対して、EUは毅然とした態度で声を上げるよう強く求める」と、EUとその加盟27カ国を代表して声明を発表したポーランド代表は述べた。」

 

「シェーン・アンゲラー氏はヘルス・ポリシー・ウォッチに対し、この草案に対してアジア、アフリカ、中東、ラテンアメリカ諸国は大部分が賛成しているものの、欧州からは反対意見が出ていると語った。」

「「鍼治療やマインドフルネスなどの治療法や特定のハーブについては非常に優れた証拠がある一方、他の治療法については証拠が少ない」とシェーン・アンゲラー氏は述べ、WHOによるさらなる投資の推進が今後数年間でより多くのエビデンスを生み出すのに役立つだろうと付け加えた。」

以上、引用終わり。

 WHOの「伝統医学戦略文書2025-2034(Draft global traditional medicine strategy (2025–2034))」は、アジア・アフリカ・中東・ラテンアメリカによって賛成され、欧米からは反対意見が出ています。鍼やマインドフルネス瞑想は非常に優れたエビデンスが存在するので受け入れられますが、それ以外はエビデンスに乏しいです。

 また、口承で続いてきた伝統医学を、西洋のEBMで判断することへの反発もあります。

2025年4月23日に、WHOはアメリカの脱退による予算削減で、部門を半減することを発表しました。

2025年4月23日『共同通信』

「WHO、米国脱退で部門半減へ 予算の大幅減少見込まれ」

以下、引用。

「世界保健機関(WHO)は22日、米国の脱退表明に伴って予算の大幅な減少が見込まれることを受け、現在76ある部門を、ほぼ半減に当たる34にするなどとした計画案を加盟国向けに提示した。」

以上、引用終わり。

そして、2025年5月21日にロイター通信が「中国、WHOに今後5年間で5億ドル追加拠出へ 米に代わり最大に」を報道しました。

2025年5月21日『ロイター通信』

「中国、WHOに今後5年間で5億ドル追加拠出へ 米に代わり最大に」

※「新予算案により、今後2年間で中国の義務的拠出金は20%増加し、新たな最大資金拠出国になるとみられる。」

WHOが「伝統医学戦略文書2025-2034」を5月26日に採択したのは伝統医学プラクティショナーとしては個人的には良いことですが、

アメリカは脱退し、ヨーロッパは反対し、BRICs諸国とグローバル・サウス諸国は賛成しているのが現状です。

この状況下で、中国がWHOの拠出金が最大になりました。

 現在は、おそらく歴史の分岐点です。西洋世界ウエスタンワールドとBRICS世界は、特に保健政策ヘルス・ポリシーと伝統医学政策で分岐していくことが予測されます。

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