【ドイツ鍼灸最前線:鍼灸の実験データベース】
2025年5月16日
「新刊:鍼灸の再考 ― 伝統と現代科学の架け橋」
ドイツのトーマス・ブラウン医学教授(Dr. med. Thomas Braun)が、シュワルツフ出版から、
『鍼灸の再考(Akupunktur neu gedacht)』を2025年5月15日に出版するというプレスリリースです。
トーマス・ブラウン博士は、ドイツのハレ・ヴィッテンベルク大学医学部教授で、マックスプランク心臓肺研究所で研究をされています。ヴィッテンベルク大学医学部の出身者には、北里柴三郎とジフテリアの研究を共同で行い、第1回ノーベル医学賞を受賞したベーリング(Behring:1854–1917)がいます。
以下、引用。
「この本の中心となるのは、2011 年にブラウン博士によって設立された革新的なデータベースです。このプラットフォームには、炎症の軽減から神経伝達物質の調整、臓器機能の改善まで、鍼治療と灸の正確な効果を調査する 2,000 件を超える研究が記録されています。特に注目すべき点は、データベースが動物モデルに基づいていることです。多くの場合、動物モデルはより深い生理学的メカニズムを調査する唯一の可能性を提供します。これは、正確なポイントが治療効果にとって非常に重要であるという伝統的な考えに、確かな科学的根拠を提供します。」
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ドイツ語のデータベースですが、ページを開くと、中央に2つの国旗のアイコンがあり、そのどちらかをクリックして、中国語と英語のいずれかを選択すると、はじめてグーグル翻訳を使えるというホームページの設計になっています。わたしは大学でドイツ語を学んだので、なんとか理解できましたが、「初見殺しや・・・」という印象です。英語のグーグル翻訳を使っても、「使いにくい・・・」という感想は変わらないです(笑)。
しかし、トーマス・ブラウン博士の発想は凄いと思いました。特に動物実験に絞るというのは、EBM時代に「逆張り」する凄い発想です。


