株式会社 千乃

【鍼灸研究最前線:「血管性認知障害」】

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【鍼灸研究最前線:「血管性認知障害」】

【鍼灸研究最前線:「血管性認知障害」】

2025年4月28日

「末梢神経刺激経路を介した血管性認知障害に対する鍼治療:スコープレビュー」

以下、引用。

 

【3.6 鍼治療と頸神経叢刺激】

「風池穴の下には、頸神経、大後頭神経、小後頭神経の枝が分布しています。臨床研究では、風池(GB20)穴や類似の経穴を6ヶ月間マッサージすることで、軽度から中等度の認知症患者の認知機能と日常生活動作が改

 

「完骨穴の下にも、小さな後頭神経が分布しています。この経穴を刺激すると、血管性認知症VDモデル群と比較してラットの学習能力が有意に改善し、TNF- α、IL-6、IL- 1βのmRNA発現レベルが低下しました」

「合谷および内関を介した腕神経叢は、海馬連結性の調節、運動皮質活動の増加、および正中神経と尺骨神経の刺激による運動イメージの正確性の改善により、認知機能を強化します。

「内関(PC6)への電気鍼EAは、軸索成長阻害因子を抑制しながらBDNFをアップレギュレーションし、それによってニューロンの出芽とシナプス形成を促進します。

 

「腰仙部神経叢、三陰交(SP6)および足三里(ST36)の刺激は、空間学習を改善し、神経障害性疼痛を緩和し、シグナル伝達を介してミトコンドリア機能を高めます。」

 

「足三里(ST36)はまた、VEGFを増加させ、PI3K/ERK経路を活性化して神経新生と皮質血管新生を促進し、シナプス可塑性と機能回復の増強につながります。

「頸部神経叢および百会の活性化は、炎症を軽減し、抗酸化活性を高め、感覚運動ネットワークとデフォルトモードネットワークの両方を調整します。」

以上、引用終わり。

中国の「血管性認知障害(VCI:Vascular Cognitive Impairment)」の動物実験の鍼の研究は、毎週・毎月、膨大な論文が発表され、面白いですが、まとまりがなく、臨床には応用しづらいです。

しかし、同時に面白い面もあります。足三里や三陰交や内関や合谷や太衝でも脳の変化は起こります。これは、ヒトのfMRI研究でも、わかっていることです。

この論文では、耳の迷走神経刺激(VNS)もかなり取り上げられています。耳の迷走神経刺激は抗炎症作用があり、腸管だけでなく血液脳関門(BBB)の透過性も変化させます。

ここは未解明の部分ではありますが、耳の迷走神経の分布は広いのですが、どこを刺激するのが最適か?は、まだ、未解明です。

 

内関(PC6)は、かなり身体に変化を起こすのは、科学的には、かなり解明されてきたと思いますが、同じ正中神経の上にある「ゲキ門」や「間使」と、どう違うのか?という疑問もあります。

 

手足の末梢のツボが全身に大きな変化を起こすことは、かなり科学的に解明されてきたし、個人的には「ツボと神経の関係」は研究する価値が高いと思います。

しかし、まさに肘から先の「正中神経(=心包経)」を刺激するとして、次にどこを選ぶのか?という問題があります。個人的には東洋医学的に「反応」を触診で探すことになりますが、ココが一番、言語化しにくい部分だと感じました。

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