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【鍼灸EBM最前線:鍼のエビデンスの現状「鍼がポジティブな効果を出す可能性が高い疾患」(19)「脳卒中後の認知機能障害」】

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【鍼灸EBM最前線:鍼のエビデンスの現状「鍼がポジティブな効果を出す可能性が高い疾患」(19)「脳卒中後の認知機能障害」】

【鍼灸EBM最前線:鍼のエビデンスの現状「鍼がポジティブな効果を出す可能性が高い疾患」(19)「脳卒中後の認知機能障害」】

2025年2月26日「鍼におけるエビデンスの現状:2017年から2022年の鍼のシステマティックレビューとメタアナリシスのレビュー」

 82疾患が「鍼がポジティブな効果を出す可能性が高い疾患」です。

以下、引用。

【神経疾患】

「脳卒中後の認知機能障害」

以上、引用終わり。

「脳卒中後の認知機能障害」は文字通り、脳卒中発症から後、数カ月の間に現れる認知期障害です。

 「血管性認知機能障害」「血管性認知症」は無症候性脳梗塞(そして脳卒中)を含む、広い概念になります。

 2023年のアメリカ心臓協会(AHA)の論文によれば、脳卒中を起こしたヒトの44%が発症2カ月から6カ月で認知機能の低下を起こします。脳卒中後1年の「脳卒中後の認知機能障害(PSCI)」の有病率は38%で、脳卒中サバイバーの10人に4人は認知症の基準を満たさないレベルの認知障害があります。より重症な「脳卒中後の認知症」は7.4%です。

2023年5月1日「アメリカ心臓協会/アメリカ脳卒中学会」

「虚血性脳卒中および出血性脳卒中後の認知障害:米国心臓協会/米国脳卒中学会による科学的声明」

日本脳卒中学会の『脳卒中治療ガイドライン2021〔改訂2023〕』では「鍼治療などの有効性が報告されているが、十分なエビデンスはそろっていない」という記述があります。

システマティックレビューは大量にありますが、おおむね「安全で副作用は、ほとんど無いが、より高品質なランダム化比較試験が必要である」という見解で一致しています。

2023年7月3日

「脳卒中後認知障害に対する鍼治療の科学的エビデンス:システマティックレビューとメタアナリシスの概要」

 

※「現在のシステマティックレビューとメタアナリシスからのエビデンスで、鍼の『脳卒中後の認知機能障害(PSCI)』への効果は結論を出すことができない」

2023年のPSCIの鍼のメカニズム研究の論文があります。動物実験の結果は、かなり有望です。

2023年

「脳卒中後認知障害(PSCI)に対する鍼治療の効果とメカニズム:進歩と展望」

以下、2023年メカニズム論文より引用。

 

【3.1 抗神経アポトーシス】

「脳卒中後の認知障害モデルではNF-κBが活性化されることが報告されており、NF-κB阻害剤が認知機能を著しく改善することが示されている。」

「百会(GV20)および神庭(GV24)への電気鍼はNF-κBの活性化状態を阻害し、脳細胞のアポトーシスを減少させ、脳虚血再灌流障害ラットの認知障害を改善することができる」

 

【3.4.1 脳血液循環の阻害の改善】

「伝統的な中国医学では、手の12の井穴は指先にあります。」

「井穴の鍼治療は、ラットの脳卒中時に局所視床間質液の流れの速度を低下させ、攻撃されたニューロンの代謝率を下方制御することができ、有益な保護であると考えられていることが報告されています」

以上、引用終わり。

ラットの井穴(せいけつ)を刺絡した研究者の器用さがです素晴らしいです。

2016年

「井点の瀉血はラットの視床の間質液の流れを減少させる」

PSCIは、鍼のメカニズム研究が他分野のメカニズム研究に役立ちそうな印象です。

 

 

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