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【光療法ライトセラピーと鍼灸の歴史:アメリカ退役軍人省(VA)とボストン大学医学部マーガレット・ネーザー教授の湾岸戦争症候群の研究】

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【光療法ライトセラピーと鍼灸の歴史:アメリカ退役軍人省(VA)とボストン大学医学部マーガレット・ネーザー教授の湾岸戦争症候群の研究】

【光療法ライトセラピーと鍼灸の歴史:アメリカ退役軍人省(VA)とボストン大学医学部マーガレット・ネーザー教授の湾岸戦争症候群の研究】

2016年 アメリカ退役軍人省のプレスリリース「『光療法』は脳を助けるの?」

以下、引用。

 

「パイロット研究からの有望な結果を受けて、アメリカ退役軍人省(VA)ボストン医療システムの研究者らは湾岸戦争病の退役軍人の脳機能に対する『光療法』の効果を試験している。」

 

「研究に参加した退役軍人たちは、赤色光と近赤外線を頭皮に照射する発光ダイオードを並べたヘルメットをかぶる。また、脳の深部に光子を届けるために、鼻孔にもダイオードが埋め込まれている。」

 

「ダイオードからの光は、LEDが設置された場所の近くで一酸化窒素の排出量を増加させ、その場所の血流を改善することがわかっている。」

「『私たちは、しばらく前から存在していた技術を応用しています』と主任研究者のマーガレット・ネーザー博士は語る。『しかし、この技術はこれまでも人体に対して、

創傷の治癒や、筋肉痛、関節の問題、の治療に使われてきました。

 

私たちはこれを脳に対しても使い始めています。』」

「マーガレット・ネーザーはボストン退役軍人省の研究者および言語病理学者であり、ボストン大学医学部 (BUSM) の神経学研究教授でもあります。また、資格を持った鍼灸師でもあり、脳卒中の麻痺や手根管症候群の痛みを治療するためのレーザー鍼治療に関する研究を行ってきました。」

以上、引用終わり。

マーガレット・ネーザー(Margaret A. Naeser, PhD)博士は、

ボストン大学医学部であり、ボストン退役軍人メディカルセンターで研究されています。

 

1999年に手根管症候群のレーザー鍼治療の論文を書かれて、論文の中には、ツボが頻出します。専門は「赤色光線/近赤外線LEDフォトバイオモデュレーション」です。

 『赤色光/近赤外線』の照射により、「ヒート・ショック・プロテイン70」が増加します。

2015年 マーガレット・ネーザー

「外傷性脳損傷:経頭蓋・赤色光/近赤外線LEDフォトモデュレーションで解決できる医学問題」

※「NIR経頭蓋LEDの適用は、抗炎症効果があり、ミクログリアの活性化を阻害することが示されています。また、強力な抗酸化作用、ヒートショックタンパク70の増加があります。おそらく最も重要な効果は、外傷性脳損傷TBI後の急性期に近赤外線NIRで治療された小動物の研究で報告された神経新生とシナプス形成の増加の可能性です。」

以下、引用。

「LED 療法は、MRI スキャンでわかるように、脳内の血流を増加させます。また、損傷した脳細胞、特にミトコンドリアに効果があるようです。」

以上、引用終わり。

 

マーガレット・ネーザー教授の『赤色光/近赤外線LED(Red/Near-Infrared LED)』研究は素晴らしいです!

読むと、赤色光/近赤外線LED治療のメカニズムが非常に詳細に解説されています。

 

この研究結果は、そのまま灸治療のメカニズム研究に応用できます。八分灸を皮膚の上で施術すると、強烈な赤色光と近赤外線が皮膚からツボ・阿是穴に入り、ミトコンドリアのシトクロームC酸化酵素に影響します。

2010年 マーガレット・ネーザー

「神経リハビリテーションにおける『低レベルレーザー治療(LLLT)』の役割」

 

※「次に考慮すべき合理的な疑問は、『シトクロームC酸化酵素(CCO)』は光からエネルギーを吸収するとどのような作用を調節するのか、ということです。細胞レベルでは、『低レベルレーザー治療(LLLT)』は『シトクロームC酸化酵素(CCO)』から『一酸化窒素(NO)』の光解離を引き起こす可能性があります。」

 

2021年にマーガレット・ネーザー博士は、「湾岸戦争病(Gulf War Illness)」の『赤色光/近赤外線』治療の結果を報告しています。

2021年 マーガレット・ネーザー

「湾岸戦争病の認知に対する経頭蓋フォトバイオモデュレーション」

実は、結果としては、LED治療は顕著な有意差を出すことができませんでした。しかし、論文中で、鍼は湾岸戦争病に有効だったことが書かれていました。

2016年 リサ・コンボイ

「湾岸戦争病の治療における個別鍼治療の有効性:実践的ランダム化臨床試験」

※「【結論】個別鍼治療は、湾岸戦争病の退役軍人の身体障害と痛みを大幅に軽減するようです。」

アメリカ国防総省(DoD:Department of Defense)の予算による研究であり、論文著者のリサ・コンボイ(Lisa Conboy)先生はハーバード大学医学部の講師となっていました。

 

最初にリサ・コンボイ先生のお名前を見た際の肩書は、アメリカの鍼灸学校「ニュー・イングランド・スクール・オブ・アキュパンチャー(New England School of Acupuncture)」の講師だったので、いつの間にかハーバード大学の講師になられていました。

 

 これらの研究が進み、鍼灸も有用な治療方法のひとつだということが認知されると益々、鍼灸の良さが医療として取り入れられる日が近づいてきているような気がします。

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