月経症状の改善と鍼灸
「月経症状を悪化させる「重大な要因」とは?…婦人科医が明かす」という記事がニュースウィーク・ジャパンのサイトに掲載されました。(Newsweek Japan 2024.8.31)
女性は月経の周期や症状は、生活習慣や体重変動、そして病気などに影響されますが、この記事では「ストレス」との関連が深いという内容が記されていました。
ストレスはあらゆる病気の原因になりうるもので、自律神経や内踝疾患では胃腸、突発性難聴、うつ病やパニック障害などのメンタル疾患、ほかにもさまざまな体の不調と関わっています。
月経も自律神経やホルモンなど、体の調節機能と関連していますので、強いストレスは各種の月経症状の原因にもなっています。
月経症状としては月経前症候群(PMS)や月経前不快気分障害(PMDD)などがよく知られていますが、そのことについて書かれている部分は次の内容です。
「ストレスは、乳房の痛み、膨満感、食欲不振などの月経前症候群(PMS)の症状を悪化されます。
PMSに悩んでいる場合、または専門家から月経前不快気分障害(PMDD)と診断された場合は、ストレスレベルを管理し、瞑想、運動、鍼治療、長い散歩などのリラクゼーション活動に投資することが重要です。コルチゾールレベルの上昇はPMS/PMDDの症状を悪化させる可能性があるためです。」
ストレスを管理することが不調の改善につながるということで、鍼灸治療はその一つの手段となり鍼灸を希望され、経験的に東洋医学を選択される方も増えてきました。
ストレスが原因で起こる不安やイライラなどの緊張状態を、鍼灸が和らげてくれる可能性の研究機関や臨床の場である程度のエビデンスも確立されてきています。
また、海外でも多くの研究がすすめられ、積極的に鍼灸が使用されています。
鍼灸は自律神経のバランスを整えることで、ストレスによる様々な症状を軽減するともいわれます。
鍼灸はストレスホルモンの減少、自律神経の調整、そして、抗不安作用なども期待されます。
現代人のストレス軽減や健康維持のために、これからも鍼灸が活躍の場を広げていることがニュースなどにも紹介されています。
ストレスは益々増える一方、これからの研究により期待したいものです。