ノースカロライナでの鍼灸 - アメリカ
「鍼灸師がソールズベリーに支店を開設」という記事がアメリカのノースカロライナ州の新聞「ソールズベリーポスト (Salisbury Post)」のサイトに掲載されています。(Salisbury Post 2024.7.28)
この記事では、幼い頃に若年性関節リウマチを患ったことがきっかけで、鍼灸治療に関わり、資格を取得し、ノースカロライナ州ソールズベリーの診療所で活躍するトレイシー・クローンさんの内容が書かれています。
は鍼灸と薬草学を学ぶために、ノースカロライナ州シュガーグローブにあるジョンタオ中医学大学と、フィラデルフィアのウォン大学院大学を卒業したとのことです。
日本においても、鍼灸師になるためには鍼灸養成学校に入りますが、高校や大学を卒業したあとに鍼灸学校に入るケースもあれば、一度社会に出て働いてから学校に入る人も多くいます。
クローンさんも同様に、社会に出て働いてから、諸事情により鍼灸師を目指したということです。
また、アメリカの場合は、鍼灸の知識とあわせて薬草学、つまり日本でいうところの漢方薬の知識を学ぶことが必要だそうです。
アメリカでは州によって法律も違いますので、鍼灸学校においても州によってカリキュラムが異なり、認定試験も異なるようです。
・彼女は更年期障害、不妊、不安、健康的な老化、自己免疫疾患などにも力を入れている
・さらに内科的な治療も行えるので、消化器系の問題や炎症にも対処できると彼女は言う
そしてこれも日本と同様に、まだまだ鍼灸について知らない人が多いようです。そのためにクローンさんは教育する場を提供することを考えているようです。
要点は次の通りです。
・しかし鍼治療について知らない人が多いと彼女は言う
・鍼治療は科学であり、物理学であり、エネルギーである
・そのため教育は大きなものであり、中国医学と鍼治療について地域社会に教育するための一連の地域イベントを開催することを計画していると彼女は言う
アメリカにおいても日本においても、この素晴らしい東洋医学・鍼灸医療が、もっと世間に広まっていくことを願う人は多いようです。
これからの東洋医学の鍼灸が発展して、世界中で病の方のお役にたてるようになることを祈るばかりです。