顔面鍼治療はボトックスに匹敵するかーアメリカ
「顔面鍼治療はボトックスに匹敵する鍼治療でしょうか?」という記事がアメリカのファッション雑誌のサイト「ハーバーズバザール(HARPER’S BAZAAR)」に掲載されました。(HARPER’S BAZAAR 2024.6.14)
ボトックス治療は、ボツリヌス菌が作り出す天然のたんぱく質(ボツリヌストキシン)を筋肉内に注射する治療法です。
ボツリヌストキシンは神経の働きを抑え、筋肉の緊張をやわらげる効果があるため、けいれんの治療に使われています。
筋肉を緩ませるということで、顔の表情筋にボトックス治療をすることで、表情によりできるシワの改善をサポートするといわれています。
一方、美容鍼は、美容を目的とした鍼治療のことで、顔面部や全身の血流改善、自然治癒力の促進により、体を整える効果があります。
顔面への効果としては、リフトアップや小顔効果が期待でき、同時に、肩こりや頭痛、生理不順などの身体の悩みも改善できる可能性があります。
今回のこの記事では、より自然な方法で肌を若返らせるための方法として美容鍼が紹介されています。
記事では主に顔面部への刺鍼について説明がされていますが、実際には顔も含め全身に鍼をしていくことで、体全体のバランスが整うといわれています。
顔面部への刺鍼についての効果について書かれている部分の和訳は下記の内容です。
・鍼治療の針を刺すと、コラーゲンの生成が促進される
・コラーゲンは皮膚の構造と弾力性をもたらすタンパク質である
・血流の酸素化が改善されると、しわが減り、肌の質感が向上する
美容鍼灸についての効果としては、肌のハリや弾力を改善し小顔効果やリフトアップを目的とする美容鍼灸は、コラーゲンなどの生成の促進や、血行促進、ストレス緩和などの効果を期待するということです。