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皮膚上のツボ(経穴)刺激が中枢に与えるメカニズム

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皮膚上のツボ(経穴)刺激が中枢に与えるメカニズム

皮膚上のツボ(経穴)刺激が中枢に与えるメカニズム

 「ツボとはなんぞや?」というところから理解する必要があります。

 

エネルギーの中心

ツボは、気と血の流れを調整し、バランスを保つための重要なポイントとされています。経絡に沿って配置され、エネルギーの流れをスムーズにする役割があります。

 

治療ポイント

鍼灸や指圧、マッサージなどの治療法で刺激されることで、特定の症状や病気の改善に役立つとされています。ツボの刺激によって痛みが緩和されたり、内臓の機能が調整されたりします。

 

解剖学的基盤

 一部のツボは、神経の集中部位や筋肉の結合点、血管の集まるところに位置しており、これがツボ刺激の効果を説明する一因となっています。

 

名前と位置

 各ツボには特定の名前と位置があり、伝統的な経穴図に基づいて特定されています。例えば、「合谷」というツボは手の甲の親指と人差し指の間にあり、頭痛やストレスの緩和に効果があるとされています。

 

種類と分類

ツボは、主に十四経絡(十二経脈と二つの奇経)に分類される361の主要なツボがあります。また、それ以外にも多くの特定の症状や治療目的に使用される補助的なツボがあります。

ではこれらのツボが同様なメカニズムで自然治癒力を発揮して健康な体へと改善していくのでしょうか?

 下記のような効果が期待できます。

 

1.神経伝達

ツボを刺激することで、皮膚の感覚受容器が活性化され、これが神経を通じて脊髄および脳に信号を送ります。この過程で、痛みの制御やリラクゼーションに関わる神経経路が刺激されることがあります。

 

2.脊髄反射

刺激された信号は脊髄に達し、そこから脳に送られると同時に、脊髄反射として自律神経系の反応を引き起こすことがあります。これにより、内臓の機能調節や筋肉の緊張緩和が促進されます。

 

3.脳内化学物質の放出

刺激が脳に伝わると、エンドルフィンやセロトニンなどの脳内化学物質の放出が促進されることがあります。これにより、痛みの緩和や気分の改善がもたらされます。

 

4.自律神経系の調整

ツボ刺激は自律神経系、特に副交感神経系を活性化し、リラクゼーション反応を引き起こすことが示されています。これにより、心拍数の低下や消化機能の改善が期待されます。

5.皮膚-内臓反射

経穴刺激が特定の内臓に影響を与える「皮膚-内臓反射」と呼ばれるメカニズムも考えられています。これは、皮膚と内臓が神経学的に関連しているため、皮膚の特定のポイントを刺激することで内臓機能が調整される現象です。

 

これらのメカニズムを通じて、ツボ刺激は全身の健康維持や治療に役立つと考えられています。ただし、これらの効果やメカニズムは個々の状況や刺激方法、強度によっても異なるため、具体的な効果を得るには専門的な知識と熟知した技術が必要です。

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