鍼治療は西洋医学の限界を突き破る - アメリカ
「鍼治療は西洋医学の限界を突き破る」という記事がアメリカのニュースサイト「ジャクソンホールニュース&ガイド」に掲載されています。(Jackson Hole News & guide 2024.2.21)
現代医学である西洋医学をサポートする医療として、鍼灸治療が使われるケースが増えてきているという内容です。
アメリカの各州においてもその動きは加速しているようです。
この記事では、ワイオミング州やアイダホ州で鍼灸治療を実施している数名の施術者が紹介されています。
また、病院機関において鍼灸を取り入れるところも増えてきているようです。
鍼治療による人間の体への影響について書かれている部分を下記に引用いたします。
要点は次の通りです。
・鍼治療は体の「ほぼすべての機能」に影響を及ぼし、神経伝達物質を刺激する
・鎮痛効果や抗炎症効果のあるエンドルフィン、天然オピオイド、ペプチドを放出する
・しかしそれ以上の効果があり、循環系を拡張したり血管を収縮させたりするため、循環と血流に影響を与える
・免疫力が高まり、呼吸と迷走神経系に影響を与える
鍼灸の効果についてのメカニズムは、まだまだ全てが明らかになってはいませんが、医療の現場においても少しずつ導入されてきています。
一般的には鍼灸は肩こりや腰痛などに効果的であるという認識ですが、胃腸などの内臓の問題や、冷え、自律神経やメンタル疾患、婦人科疾患など、活躍する場面は増えてきています。
西洋医療と力を合わせ、東洋医学や鍼灸治療が今後もますます試されていくことが期待されています。
これから益々海外でも鍼灸の研究が進み、医療に導入されていく方向に向かいそうです。