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避難所の6割に心のケア必よな人 岩手医大調査など

避難所の6割に心のケア必よな人 岩手医大調査など

東日本大震災で被災した岩手県沿岸で、不安や不眠などで早期に精神的ケアが必要な被災者がいる避難所が6割あったことが、岩手医科大などの調査で分かった。調査担当者は「自殺や深刻なトラブルにつながる前に対処が必要だ」と訴えている。

 

被災地で本格的なケアを行う前の基礎調査として、同医大と県精神科医会の要請で、宮古市の三陸病院と宮古山口病院が行った。18~22日に宮古市など4市町村の73の避難所で保健師らから聞き取った。

 

その結果、今後の不安(16カ所)▽イライラする(11カ所)▽不眠(9カ所)などを訴え、心のケアが必要な被災者がいる避難所を44カ所確認した。薬が切れるなどし、精神疾患のある人の症状が悪化▽家族を亡くした人が夜間に徘徊(はいかい)▽認知症の人が心配――などの避難所もあった。

 

調査にあたった三陸病院の三浦正之・院長代行は「大きな避難所は多数の人が詰め込まれ、精神健康状態が悪い印象だった。スタッフの疲労が濃い、小さな子どもが多いといった場所も優先的に手を打つべきだ」と話している。(小坪遊)

 

コメント:自律神経の調整で、心身共にリラックスできる鍼灸治療は、これらの心的外傷後ストレス障害(しんてきがいしょうごストレスしょうがい)またはPTSDの治療に有効です。

 

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