緑茶による胃がん予防効果、たばこを吸うと効果なし
・・・日経新聞2008/2/22
緑茶に含まれる「カテキン」が胃がんの予防に効果があることは一般に知られているが、たばこはその効果をうちけしてしまう。
全国の男女約3万7000人を対象に行われた調査で、12年間の間に胃がんを発病した494人の血中のカテキン濃度を胃がんでない人と比較した。その結果、女性ではカテキンの一種の「エピカテキン3ガレード」の濃度の高い人は、胃がんになる危険性が7割も低くなることが分かった。男性では同様の効果は確認できず、カテキンの種類によっては逆に胃がんになりやすい結果になった。
次に喫煙との関係を調べたところ、たばこを吸わない人はカテキンの濃度が高いと胃がんになりにくかった。一方、たばこを吸う人はカテキン濃度が高くても胃がんになりやすいという結果になった。