膝関節症
生活習慣を改善
膝の病気には、さまざまな原因によって関節痛を訴えるわけですが、俗に「膝に水がたまった」という膝関節水腫の原理を説明しますと、関節に水が溜まるのは、関節内に炎症が起こっているので冷やす目的と関節の内で骨がぶつかり合わないようにする為に、必要なものなので、注射で抜いたりしないで必要でなくなればなくなります。
この病気の後は、生活様式の改善がない限り、徐々に関節が変形してくる「変形性関節症」に移行するので注意が必要です。そして老化現象の一つと考えられていますが、関節水腫を発症した時点でしっかり鍼灸治療を行ない、その後の生活様式を改善、また無理な負荷を与えないように管理してやると変形には、なりにくいです。
<生活習慣改善>
(1)生活様式―座る姿勢として正座をなるべく避ける。トイレも洋式を進んで使用する。
(2)既往症との関係―膝関節部の打撲とか捻挫の受傷があれば、過労とか極度の寒冷によって誘発されるため
注意が必要。
(3)食生活・適度な運動―直接的な原因は考えられませんが、先に述べた肥満症は大きな原因となるし、平常から自己の標準体重を維持するよう、食生活を配慮しましょう。また、膝周囲の筋肉の低下が著明に現れ、筋力が低下すると関節面に負担が多くなり軟骨部分が傷みやすくなり、膝周囲の血液循環が低下して痛んだ部分の再生力が低下するので、ある程度の歩行や筋力運動は必要不可欠です。