株式会社 千乃

「どこも悪くない」のに痛むのはなぜ?

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「どこも悪くない」のに痛むのはなぜ?

「どこも悪くない」のに痛むのはなぜ?

2026/01/07

 東京都中野区でも冬の寒さが本格的になってきました。中野通りを歩く人々も、冷たい風を避けるように首をすくめ、足早に家路を急いでいるようです。寒さで無意識に肩に力が入ったり、身体全体が縮こまったりすると、自分でも気づかないうちに「緊張の鎧」をまとってしまい、体調を崩す方が急増します。

 

 自分はここ中野の地で33年にわたり、地域の皆様の健康と向き合ってきました。また、長年続けている武道(合気道など)の稽古を通じて、「心と身体がいかに密接に、そしてスムーズに連動しているか」という真理を、身をもって体感し続けています。

今回は、病院の精密検査では「異常なし」と言われてしまう、あの言葉にできないつらい不調の正体は一体何なのか、そして東洋医学の知恵である「鍼灸」が、なぜそのような現代の悩みに効果を発揮するのかを、できるだけ分かりやすくお話ししたいと思います。

先日、ある主婦の方が、今にも泣き出しそうな沈んだ表情で相談にいらっしゃいました。 「毎日身体が重くて、朝起き上がるのも本当につらいんです。頭痛や肩こり、腰の痛みもひどいのに、大きな病院で血液検査やレントゲンを撮っても『どこも異常はありません、しばらく様子を見ましょう』と言われるだけ。まるで自分が怠けている、あるいは気のせいだと言われているようで、本当に悲しくなりました。周りにもわかってもらえなくて、毎日が不安で仕方ないんです」

 

 自分の身体には確かに激しい痛みやだるさがあるのに、最新の医療機器にはその証拠が映らない。この「自分の実感」と「検査結果」のズレは、患者様を深い孤独と自己嫌悪に追い込んでしまいます。「私の苦しみは誰にも理解されないのではないか」という不安は、心をさらに疲れさせ、それがまた身体の回復を遅らせてしまう……。自分は、このズレの正体を解き明かし、お一人おひとりの実感に寄り添うことこそが、地域医療における最も大切な役割の一つだと確信しています。

 

1. 病院は「部品」をチェックし、鍼灸は「流れ」をチェックする

現代医学(病院)の検査は、非常に精密で頼りになるものです。特にレントゲンやMRI、血液検査などは、身体を構成する「部品(臓器や骨)」に、目に見える壊れた部分や炎症がないかを調べるのが得意です。車で例えれば、エンジンが焼き付いていないか、フレームが歪んでいないかをチェックするようなものです。

 しかし、私たちの身体は、部品そのものに目に見える欠陥がなくても、「働き」がスムーズにいかなくなるだけで、強烈な不調を感じるようにできています。例えば、エンジンの部品は新品でも、燃料の通り道が詰まっていたり、オイルが劣化して循環が滞っていれば、車は本来のパワーを出せません。

 

 東洋医学では、健康を維持するための三本柱として「気(エネルギー)・血(血液)・水(リンパ液などの体液)」があると考えます。この3つが、全身を隅々までサラサラと、滞りなく巡っている状態が「健康」です。ところが、冬の厳しい寒さで血管がキュッと縮み続けたり、日々の家事や育児、仕事のプレッシャーで常に「戦闘モード」の緊張が解けなかったりすると、この巡りはあちこちで渋滞を起こしてしまいます。

これを「川の流れ」に例えてみると、非常に分かりやすくなります。 川に大きな岩(目に見える病気)がドスンと落ちていれば、上空からの写真(病院の検査)にはっきり写ります。しかし、「水面が静かに凍りついて動きが止まっている」「目に見えない川底に砂利や泥が溜まって、流れが極端にノロノロになっている」という状態は、写真にはなかなか写りません。

検査で「異常なし」と言われる不調は、いわばこの「川の流れの交通渋滞」が起きている状態です。東洋医学ではこれを「未病(みびょう)」と呼びます。本格的な病気として形になる前の、身体が一生懸命に鳴らしている「黄色信号」なのです。

 

2. 鍼灸は、身体の「お掃除スイッチ」を優しく押す仕事

「鍼(はり)を刺すなんて、痛そうだし怖そう」というイメージを抱く方は多いはずです。しかし、鍼灸の役割は、外から薬で無理やり身体をコントロールしたり、無理な力を加えたりすることではありません。

本当の仕事は、渋滞してドロドロになった川の泥を優しく取り除き、再び水が「自分の力」でサラサラと流れるように「きっかけ」を作ってあげることです。

 

 当院で使用する鍼は、髪の毛よりも細い非常に繊細なものです。これを、身体の要所にある「ツボ(経穴)」に優しく施すことで、身体が本来持っている「自分で自分を治そうとする素晴らしい力(自然治癒力)」を呼び起こします。ツボへの刺激は、神経を通じて脳へと伝わり、乱れてしまった自律神経のバランスを整え、内臓の働きを活発にし、血流を劇的に改善させます。

 

 施術を受けている最中に、お腹が「ギュルル」と心地よく鳴ったり、手足の先がポカポカと温かくなってきたりすることがよくあります。これは、滞っていた巡りが再開され、身体が深いリラックス状態(副交感神経が優位な状態)に入った確かな合図です。これは単なる物理的な治療に留まらず、普段がんばりすぎている自分自身の心と向き合い、凝り固まった緊張の鎧を一枚ずつ脱ぎ捨てていく「究極の休息時間」でもあるのです。

 

3. 中野の街の「身体の通訳者」として、あなたに伴走します

自分はこの中野の地で33年、延べ何万人という方々の人生の移ろいと健康を見守ってきました。 武道には「相手の力を強引に排斥してねじ伏せるのではなく、その流れを受け入れ、導いて調和させる」という美しい教えがあります。臨床(治療)の現場においても、この精神は全く同じです。

 

 痛みやだるさを「排除すべき敵」として戦うのではなく、身体があなたのために一生懸命発している「もう限界だよ、助けて」というメッセージ(サイン)として正しく読み取る。そして、元の健やかなバランスへと戻るための最適なルートを探し出し、一緒に歩んでいく。そんな「身体の通訳者」であり、「伴走者」でありたいと心から願っています。

検査で「異常なし」と言われたからといって、決して自分を責めたり、我慢が足りないと思ったりしないでください。数値に出ないその痛みは、決して気のせいではありません。あなたの身体が、「一度立ち止まって、自分を整えてほしい」と必死に訴えている大切な叫びなのです。

 

 まずは当院のホームページをゆっくりとご覧いただき、私たちがどのような哲学を持ち、どのような思いで患者様一人ひとりと向き合っているかを知っていただければと思います。内容を読んでみて、「ここなら私の話を聴いてくれるかもしれない」「一度相談してみようかな」と少しでも思われたときは、いつでもお気軽にご連絡ください。

24時間対応のネット予約も便利ですが、まずはお電話で「こんな症状なんだけど……」と不安な胸の内を話していただくだけでも構いません。あなたに寄り添い、共に解決の道を探る準備を整えて、中野のこの場所でお待ちしております。

一歩踏み出すその勇気が、重かった身体を軽くし、明日からのあなたの笑顔を取り戻すための大きな第一歩となることを、自分は心から願っています。

 

國安鍼灸整骨院 公式ウェブサイト

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