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【伝統補完医療の最前線:チベット呼吸法「トゥンモ(Tummo)」による体温上昇のハーバード大学研究と映画】

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【伝統補完医療の最前線:チベット呼吸法「トゥンモ(Tummo)」による体温上昇のハーバード大学研究と映画】

【伝統補完医療の最前線:チベット呼吸法「トゥンモ(Tummo)」による体温上昇のハーバード大学研究と映画】

2025/05/16

 2019年9月16日「仏教の瞑想を科学的に解明する試みがいかにして驚くべき結果をもたらしたか」

以下、引用。

「1981年、ハーバード大学医学部の心臓専門医ハーバート・ベンソンは、チベット高原の仏教僧侶による古代の瞑想法の研究に乗り出した。ダライ・ラマの許可を得て、ベンソンはインド北部のヒマラヤ山脈の奥地で約10年を過ごし、トゥンモと呼ばれる特に激しい瞑想法や、他の高度な瞑想法の生理学的効果を研究した。体温を上げて冷たく濡れたシーツを体に巻くことができる上級の修行者の逸話を裏付けた。特に、瞑想中のバイタルサインと体熱出力を追跡することにより、ベンソンはこれらの僧侶が酸素摂取量、体温、さらには脳波を制御する驚くべき能力を備えていることを発見した。

2013年、シンガポール国立大学の認知神経科学者マリア・コジェフニコフ氏がチベットのツォモ瞑想の上級者を対象に行った2番目の研究では、視覚化と特殊な呼吸を組み合わせることで体温を発熱レベルまで上げる実践者の能力など、ベンソン氏の観察結果の多くを裏付けた。」

 

「英国の映画監督ラス・パリソーによる長編ドキュメンタリー『Advanced Tibetan Meditation: The Investigations of Herbert Benson MD(チベット瞑想の高度化:ハーバート・ベンソン医学博士の探究)』のこの長編予告編は、西洋科学における仏教瞑想の捉え方に劇的な変化をもたらしたベンソン博士の画期的な研究の一部を伝えています」

以上、引用終わり。

1980年代のハーバード大学の心臓専門医ハーバード・ベンソン先生の研究チームが、インド北部ダラムサラのチベット亡命政府で、体温をあげる「トゥンモ(Tummo)」瞑想をしている僧のからだに体温測定のサーミスタと脳波計をあてて、計測しているシーンがあります。ダライ・ラマ14世も出演しています。

 以下の7分19秒のダイジェストは字幕翻訳を使えば、それらのシーンを見ることができます。

以下のVimeoのmp4ファイルは28分の映画で、無料で視聴できます。

↑1980年頃のインド北部チベット亡命政府のダラムサラの風景、チベット・ヨーガの実際が素晴らしい映画です。ハーバード・ベンソン先生は、この実験をもとに『ネーチャー』に論文を発表しますが、研究ノートや計測の実際を映画でみることができました。

「トゥンモ」瞑想を集団でしている映像では、冷たい水をかけたシーツを覆って、瞑想すると、からだから湯気が立っています!!!西洋世界で初公開される儀式です。冬のヒマラヤの夜にチベット僧たちが、薄着と「トゥンモ呼吸」だけで野宿する映像は衝撃的です。

1982年ハーバード・ベンソン『ネーチャー』

「トゥンモ・ヨガの実践中の体温の変化」

 

※「ダライ・ラマ法王のご協力を得て、インド北部ダラムサラ在住の、トゥンモ(熱)ヨーガとして知られるチベット仏教の高度な瞑想法を実践する3名の実践者を対象に、この可能性を調査しました。本報告では、1981年2月に同地で実施した調査において、これらの被験者は手指と足指の温度を最大8.3℃上昇させる能力を示したことを報告します。」

 

筆者が「トゥンモ」を初めて知ったのは、アレクサンドラ・デヴィッド・ニール(Alexandra David-Néel:1868-1969)の『チベット魔法の書』を1990年代に読んだ時です。

 アメリカで1893年に「シカゴ万博」がありヴィヴェーカナンダの講演で、西洋世界はヨーガ・ブームが起こりました。

 1912年(明治45年)に44歳の女性アレクサンドラ・デヴィッド=ニールは仏教の研究のためにインドを訪問し、中華民国の混乱からインドに亡命していたダライ・ラマ13世と河口慧海(チベットに潜入)に出会いました。

 アレクサンドラは「トゥンモ」瞑想を習得します。

 1916年にアレクサンドラはインドから単身、秘境・謎の国だったチベットに旅行し、イギリス当局を激怒させて国外追放となり、日本で河口慧海と再会し、さらに朝鮮、北京、チベットと陸路で旅行します。チベットでは乞食の格好で寺をめぐり修行しました。

 つまり、アレクサンドラ・デヴィッド=ニールさんは、明治から昭和初期の頃のチベット・インド・中国・朝鮮・日本を、ヨーガと仏教を学ぶために、独りで放浪の旅に出た女性です。

 1929年(昭和4年)に出版された『チベット魔法の書(Mystiques et Magiciens du Tibet)』は世界的なベストセラーになり、この中に、雨に濡れた身体を「トゥンモ瞑想」で体温上昇させて乾かすシーンがあり、わたしも読んで初めて「トゥンモ」という瞑想技術を知りました。1990年代に読んだ『チベット魔法の書』の「トゥンモ瞑想」の実際を、30年超しに映像で見ることができて、感動しました。

 

 瞑想やヨーガ、人の考え方によりこのように自律神経に影響を与えることが出来ることは、プラセボ効果的な反応が脳で起こるということです。昔から言われている「病は気から」ということが経験的にあるということになり、どうせならポジティブシンキングでどんな治療を受けても「よくなる」と思うことで、より効果が高められるということになります。

 皆様、「治る!治す!」といつもそのように思っていると、脳が治す反応を起こし、辛い病もよくなっていくのかもしれません。

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