中央接骨師会”術講習会” 鍼灸師 國安姫気
2024/12/16
昨日は中央接骨師会の学術講習会があり、久しぶりに懇親会もあるということなので、両親と3人で参加しました。
研修内容も「ダンサー・パホーマーの治療について」」という演題で」整形外科医の医師による講演内容でした。
高倉理利子医師は、アスリートの健康管理やパフォーマンス向上をサポートする医師としても知られています。彼女の主な活動は、スポーツ医学や運動生理学をベースにした医療サービスの提供にあります。具体的には、以下のような活動を行っています。
スポーツ障害の予防と治療
高倉医師は、アスリートに特有のケガや障害を予防・治療するために、最新の医療技術と知識を活用しています。特に、オーバートレーニング症候群や関節・筋肉のケガに対するアプローチを得意とし、早期発見・早期治療に力を入れています。
パフォーマンス向上のサポート
アスリートのパフォーマンス向上のため、身体のバランスや柔軟性を整えるトレーニング指導を行い、最適なコンディショニングを提供しています。また、栄養管理やサプリメントの提案も行い、競技者の体調を整えるための総合的なサポートを行っています。
メンタルヘルスと心理面の支援
アスリートにとって、メンタル面のサポートも非常に重要です。高倉医師は、心理的なストレスやプレッシャーに対処する方法を提供し、メンタルケアを通じてアスリートが最大限のパフォーマンスを発揮できるよう支援しています。
スポーツイベントへの関与
高倉医師は、国内外のスポーツイベントにおいて医療スタッフとして参加することもあります。大会中の選手の健康管理や緊急時の対応など、スポーツ現場での経験を積み重ねています。
研究活動と教育
スポーツ医学に関する研究を行い、アスリートの健康管理に役立つ新しい治療法や技術を開発しています。また、医療従事者やアスリート向けの教育活動を行い、最新のスポーツ医学の知識を広めています。
高倉理利子医師のアスリートへの取り組みは、身体的なケアだけでなく、精神的なサポートも含めた総合的なアプローチで、アスリートが最高のパフォーマンスを発揮できるようにサポートしています。
高倉理利子(たかくら りりこ)医師は、整形外科の専門医で、ダンサーやアスリートの治療に特化した医師で、彼女は、ダンサーに特有の身体の問題や障害を理解しており、ダンサーのパフォーマンスを最適化するための治療を提供しています。
ダンサーは、その動きや振付のために特定の身体的な負担を常に受けており、関節や筋肉、靭帯、腱などに特有のケガや障害を引き起こしやすいです。高倉医師は、これらの問題に対して以下のようなアプローチを行っていると考えられます。
1. ダンサー特有の身体的問題
ダンサーが抱えやすい障害として、以下のようなものがあります。
足首や膝の問題
ジャンプや回転を繰り返すことにより、足首や膝関節に過剰な負担がかかることがあります。例えば、膝の靭帯損傷や足首の捻挫などです。
股関節や腰の痛み
特にバレエダンサーなどがよく経験するもので、股関節のインピンジメント(衝突)や腰椎の問題が挙げられます。
肩や肘の障害
特にコンテンポラリーダンスやバレエのパートナーシップでよく見られる、肩の過剰な可動域を利用する動きによる肩関節の障害や、肘のストレスによる炎症が考えられます。
2. 治療方法
高倉医師がダンサーの治療において重視するポイントは、以下の通りです:
個別の評価と診断
ダンサー一人ひとりの身体の状態、特に動きや負担を理解した上で、最適な治療法を提案します。
保存療法
多くの場合、手術を避けるために、理学療法、ストレッチ、筋力トレーニング、適切な休養を提案します。これによって、ダンサーのパフォーマンスを維持しつつ回復を促進します。
手術的介入
必要に応じて、関節鏡視下手術や靭帯再建手術、腱の修復手術など、ダンサーの復帰を見越した手術を行うこともあります。
リハビリテーション
ダンサーは怪我から回復した後も、再発防止のための強化プログラムや柔軟性向上のためのリハビリを行うことが大切です。
3. 予防の重要性
高倉医師は、治療だけでなく、ダンサーが怪我を予防するためのアドバイスも行っています。これには、ストレッチや筋力トレーニング、適切なフォームの指導、休養の重要性を含みます。また、ダンサーが使用する靴やダンススタジオの環境(床の質や使用方法)についてもアドバイスがなされることがあります。
4. 身体の調整とパフォーマンス向上
高倉医師は、ダンサーが身体の可動域を最大限に活用し、パフォーマンスの向上を図るための治療法を提供します。これには、筋肉のバランスを整えるための治療や、適切な体幹の強化が含まれることがあります。
高倉理利子医師の治療は、ダンサーの身体的な特性を理解した上で、そのパフォーマンスを損なわずに最適な健康状態を維持することに焦点を当てています。
これらの講演を拝聴して、これからの鍼灸師、柔道整復師としてのアスリートへのケアや治療の重要点を再認識すると同時に新たな課題を考える機会となりました。
高倉理利子先生、有難う御座いました。