鍼灸が西洋医学と伝統療法の架け橋に - アメリカ
2024/08/09
「企業の健康増進プログラムにおける鍼治療:西洋医学と伝統療法の架け橋」という記事がアメリカの経済紙「フォーブス (Forbes)」のサイトに掲載されています。(Forbes 2024.7.12)
この記事の著者は、20年以上前にニューヨークで統合医療センターを設立したドクターであり、西洋医学と代替医療を活用し、長きにわたり医療現場で鍼治療を続け、経験を積んでこられたようです。
「統合医療」は、近代西洋医学と相補(補完)・代替療法や伝統医学を組み合わせて行う療法です。
患者中心の医療を目指し、科学的な近代西洋医学だけでなく、伝統医学や民間療法も広く検討されています。
代替医療の一つである鍼灸治療は、アメリカにおいて少しずつ医療現場に取り入れられて鍼灸の研究も進み効果を表すエビデンスも増えてきています。
代替医療の主なものは、鍼灸治療以外には、徒手によるマッサージ、ヨガや瞑想、栄養療法や自然療法などがあり、西洋医学にこれらのものを取り入れることにより、より病気の改善を目指すことができるということです。
鍼灸治療そのものも、何千年の歴史があり、主にアジア各国で用いられてきました。
鍼灸により体のバランスを整えることで病気の治癒や健康維持の予防をするわけです。
この記事では、鍼灸治療を活用することで、企業の健康増進プログラムにおいて西洋医学と代替医療の橋渡しとなる、と書かれています。
そのことが書かれている部分を和訳で引用させていただきます。
・鍼治療などの治療法が広く受け入れられるようになったことは、主流の医療に大きな変化をもたらしている
・エビデンスに基づく治療法を取り入れ、総合的な健康アプローチを統合することで、西洋科学と伝統的な知恵の融合をさらに進めることができる
・何十年もの経験を持つ医療従事者として、私はこの進化を目の当たりにできてうれしく思っている
という内容のことが掲載されていました。
各国で東洋医学の研究が進み、医療でも用いられることによって、東洋医学の素晴らしさが広まりつつあります。このことは喜ばしいことで、全人類の健康の助けになると思うと心が鳴り響く気持ちなります。