不安の改善に鍼治療 - アメリカ
2024/04/02
「不安と闘っていますか?鍼治療はそれを助けることができます」という記事がアメリカのジョージア州のニュースサイト「アトランタジャーナル・コンスティテューション」に掲載されています。(AJC 2024.3.22)
不安障害または不安症は、強い不安感や恐怖心によって生活に支障が出ている状態を指します。
人間は誰しも不安を感じることはありますが、不安障害になると明確な理由がないのに発作が起こったり、緊張を感じた時に制御が効かなくなったりすることもあります。
突然激しい不安に襲われて極度の緊張状態が続き、動悸やめまい・息苦しさなどを感じる「パニック障害」はよく耳にすることもあるかと思います。
強い不安から緊張状態を引き起こし、自律神経の交感神経が高まりすぎて調節機能に影響が出ているといえるかもしれません。
この記事では、不安障害にはいろいろな治療法があるけれども、鍼治療がすすめられています。
鍼治療によって交感神経のバランスが整い、リラックスした状態になり体を元に戻すのに役立ちます。
そのことが書かれている部分の和訳文の引用させていただきます。
要点は次の通りです。
・鍼治療は交感神経系のバランスがより整い、優位性がなくなるリラックスした状態に体を戻すのに役立つ
・細い針は眉間、足、手首の内側、胸骨や耳に刺される
・専門家は、鍼治療を効果的に使用するには単に鍼治療に参加するだけでなく治療を受け運動し食生活を整える必要があると述べている
ということはやはり体内の調節機能の乱れを整える働きが、鍼灸治療に期待できるということです。
あらゆるメンタルの不調に鍼灸が有効というエビデンスの確立されてきています。