不妊症に対する鍼灸治療のニュース
2023/01/23
近年、不妊症に対する鍼灸治療が効果的であることは一般の方たちにも認知されつつあります。
今回は無排卵月経による不妊症に鍼灸治療が効果的であったという最新レポートをご紹介いたします。
日本で不妊治療を受けている人はタイミング療法を含めると56万人を超えるとされています。
そんな不妊症の原因の一つになる無排卵月経があります。
無排卵月経とは排卵されずに月経が起きている状態を指します。
無排卵月経が起きているかどうかは、月経周期によって確認できるとされています。月経は通常、約1ヶ月の間隔で起こり、限られた日数で自然に止まる子宮内膜からの周期的出血」とされています。
周期は人によって異なりますが通常では約25日〜38日程度とされています。しかし無排卵月経の場合は、この周期が長いことが多く、39日以上3ヶ月以内となることが多いです。
自分が無排卵月経かどうかを確認するためには基礎体温を決まった時間に定期的に測定し、体温変化がおかしくないかチェックしてみることが必要です。
無排卵月経の原因としてストレスや、過度な体重減少が原因となりえることがあります。
特に過度なダイエットや、拒食症によって無排卵月経を引き起こす人が増加傾向にあります。
また、最近増えている、抗うつ薬など、精神安定剤の服用によって、脳下垂体からのプロラクチンの分泌が高まり、無排卵月経になることもあります。
そんな無排卵月経が原因で起こる不妊症に対して鍼灸治療が効果的であったとのレポートをご紹介されています。
鍼灸治療の効果としては、鍼灸の施術によってよりホルモンバランスが改善し、卵胞の成熟、そして排卵を促す可能性があることは最近に研究で結論づけています。
これらの論文は不妊症でお困りの方が、鍼灸治療によって改善されることが期待される内容が書かれています。
鍼灸治療は体全身から診て、ストレスや肩こりも不妊症の原因の一つとされていますので、そういった面をトータル的にケアすることのできるので、不妊でお困りの方の力になっていけることが期待できると考察できます。